みんなでリレー小説しようぜ 2

47せりな◆K96Jk4jthA
2016-12-04 01:25:56
ID:.v9YZi.I






「ぁああっ…くそっふぅっく、ゲホッ」

突如眩しい光が瞼の上から感じた。
目を閉じているから詳しいことは分からないが、どうやら私を人質にしたものは相当苦しんでいるようだ。

「あっ…!?」

突如体が浮いた。誰かに抱えられているみたいだ。

「なっ!?くそっ、逃げる気か!?橘さんを離せ!!」
「死んでたまるか…死んでたまるか…!!」

手が、震えている。とても怖い。私はこれからどうなるんだろう。どうすればいいんだろう。



ーーーーーーーーーーーーーーー
(sideメデューサ)

あの小僧からかなり離れた。ここまで来ると私とあの建物との糸が切れるが、今はそんなことどうでもいい。
死にたくない。ただそれだけだ。
あの小僧はまた別の機会で殺す。

あたしは一度死んだ身だ、2度も死にたくはない。あたしがもう一度息を吹き返したのも、全てはアノカタのおかげ。

「…ねえ、」

小脇に抱えていた小娘が、喋り出した。

「あなたは誰?」
「喋るな!!殺すぞ…!」

沈黙が広がる。

「ぐぅっ…!ゲホッ、ゲホゲホっ、かふ、」

ビチャビチャと黒い液体が落ちた。あたしの血だ。人のような皮膚が剥がれ落ちて、蛇の鱗が覗いている。嗚呼、忌々しいったら。

「ねえ、あなたは一体何の目的でこんなことをしているの?」
「……全てはアノカタの、『屑捨て場の王』ため…かつて人間界と魔界を震わせ、あたし達を蘇らせたもののために…
もう一度、この世界を滅ぼしてやる」


突如、また眩しいヒカリが降ってきた。

「見つけたぞ、メデューサ」
「なっ…!?そ、そんな、!」

2つの目が、あたしを見ている。

「橘さんを、返してもらう。」

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