「さぁ、メデューサ!!一騎討ちといこうぜ!!」
「小癪な···!叩き潰してくれる!!」
奴の蛇が俺めがけて勢いよく延びてくる。
俺はその内の一匹の顔面に火拳を叩き込んだ。
グアアアアアアア!!
蛇が悲鳴をあげる。どうやらこの蛇たちは皆で感覚を共有しているらしく、
どれか一匹が攻撃されると他の奴らもダメージを受けるようだ。
「先にこの目障りな蛇どもを始末しろ、アユム」
「分かった」
右腕に炎を纏わせ、剣のような形にする。
「さぁ、もう一度来いよ、メデューサ」
左手で呼ぶような仕草をして、奴を挑発する。
「生意気な···お望み通り殺してあげるわ!!」
蛇どもが俺をめがけて勢いよく延びてくる。
そいつら目掛けて、炎の剣を振りおろした。
「おらあ!!」
ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
蛇たちの首が勢いよく飛んでいった。
「な···何!?」
「最早奴は袋の中の鼠···行け、アユム」
「ああ、いよいよトドメだ」
最終ラウンドのゴングが鳴った。