結局その日はメデューサとの戦いのせいで丸1日授業をすっぽかしてしまい、
学校に戻ってから秋山先生にこっぴどく叱られた(当然、オリヴィエも一緒に)。
その時に、橘さんについても聞かれたが、早退したということにしておいた。
ようやく秋山先生の説教も終わり、俺とオリヴィエは帰路についた。
「···アユム、何故言い返さなかった?こちらは正当な理由があって授業に出られなかったのだぞ?」
「1限目は間違いなくサボったし、第一「メデューサと戦ってて授業に出られませんでした」なんて信じてもらえると思うか?」
「むう···それもそうか···」
「まぁ良いんだよ。メデューサも倒せたし、橘さんも無事だったしな」
「そうだな」
「晩飯の材料でも買って帰ろうか」
俺たちは近所のスーパーへと向かった。