「はしたないなあ海月も。こんなに愛液が滲み出てるじゃあないか。」
人参が指で股間を弾くと、海月の装着していた赤いふんどしがはらり、と落ちた。海月が漏らす甘い吐息に紛れて、わっふる、わっふる、と新世界の声が聞こえる。
「惨めだな。俺の前で縛られて。アザがこんなに。」
海月が反抗的な、しかし何処か泣きそうな目付きで人参を睨み付ける。
その眼差しも人参には届かず、ついに人参がいびつに歪んだ己のふんどしを剥ぎ捨てた。と、幅数十センチもあろうかという肉棒が勢いよくぶるんっ、といさみ出た。
「どう?僕の人参は。」
ゆっくりと、そして確かな足取りで、人参は海月の体に跨がった。