こんにちは。喧嘩神のXと申します。
前喧嘩神の林檎さんがいなくなってから、かなりの年月が経過しました。
かくなる私も、神界総会に赴いていたため、喧嘩界の繁栄を疎かにしていたことは明白です。
深く反省しております。
喧嘩界は言うまでもなく衰退しております。
このままでは、神界を追放されるー。
これはいけません。
喧嘩界の繁栄には皆様の力が不可欠です。
みんなで喧嘩しましょう。よろしくお願いします。
>>1
冬の渚のわらう日ざしのかなしい歌と昼下がり
しなやかな声のぬけがら
吹きとばされた潮のおなら
喧嘩民は透きとおった下痢を含ませてガーガーガーガー死んでゆき
傷口をひらぐ黒い喧嘩界
その声に耐えず泣いて死ぬ雑と魚とを貫き燃やす一筋の喧嘩神
思惟のあらゆる頁を縫いすすむただ一筋の興醒めた喧嘩神“SENSATION”
草笛ふいて奏でろよなみだたち
あの死んだ御神の稚児たち
だがこの渚に喧嘩神はいま沒れようとし黒い喧嘩界の御膝に滲む下痢便