第四話:よしおの封印 ───アルトの丘数々の死者の鬼籍にして、その魂の浄化の礎───アルトの丘そこに一人の男がいた。幾度もの転生。手に入れたのは無限に生きる「カルマ」という魂。それを以て人は彼を「死を知る唯一の不死鳥」と呼ぶ。「汝ら一片の悔恨を大海の餌食とせしめ、磐石を喰らい定礎を喰らうこと獣の如し。……我此所に蘇生の法を見出し……永劫の死と生を謳う者なりて───」