先ほどの「駆動甲冑」の小説が「未完」なのは理解できます。とりあえず書きたいことを書いてみて、それ以上は特に書きたいことがないことに作者自身が気付いてしまったのです。 しかし、この作品は何故、未完なのか全く理解できません。「罪の無い少女が死刑にされる話」は「池永死刑人は……」というテレビの音声だけで終わりなのでしょうか? いや、まてよ……これはちょっと…いや、すごく長めの「俳句」なのではないか? そう考えると、この作品が「未完」とは限らないとも思えてきます。