堂本香織です

154名無しさん
2022-03-30 00:53:31
ID:jS4CAWWA(sage)

書くことを、書くことに対する欲望において理解しよう。つまり、性的な欲望と同じか、少なくとも同等のものとして理解しよう。
  
私は、射精できなくなった男性――おじいさんがいかにして欲望し、そしていかにしてそれを処理するのかを中学生の頃からずっと考え続けてきた。私に人生の「主題」といえるものがあるとすれば、これ以外にはありえない。
 
おじいさんは何をしているのだろうか。多くの時間、おじいさんは沈黙している。また、おじいさんはテレビを見ている。中にはネットでエロ動画を見ているおじいさんもいるかもしれない。しかし、私の定義する「おじいさん」は、「もはやエロ動画を見る意味のなくなった人々」なのであるから、エロ動画を見ているおじいさんは、まだおじいさんではない。
 
彼らには書くことか話すことしか残されてはいないのではないか。だが、多くのおじいさんは、自分は話すことは出来ても書くことは出来ないと思い込んでいる。
 
最近、無修正エロ動画を見てもチンチンがピクリともしなくなった私が恐れているのは、この事態である。「話すこと」は私がこの世界で最も忌み嫌う事態であり、それしか選択肢がなくる日が来ることを私は恐れる。何とか「書くこと」の中に逃げ込めないか。これが私が「書くこと」に固執する理由なのだ。
 
ちなみに、エロ動画を見てもチンチンはピクリともしないのだが、私は無理やり射精している。まだ「おじいさん」になりたくないからだ。皮をかぶったふきのとうのつぼみのようなチンチンのまま、射精を繰り返している。射精後に訪れる深い眠りをむさぼるために。
 

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