堂本香織です

297名無しさん
2022-04-08 00:16:53
ID:sxO4bueg(sage)

ここへきて、なんとなくメモ帳代わりに更新していたこのスレッドの性格が明らかになってきた。

要するに、私は「小説を書くためのブレインストーミング」のようなものをやっていたようだ。
「ブレインストーミング」とは集団でアイデアを自由に生み出すことで、思考発想、問題解決などのため、仕事、教育シーンに愛用される手法の一つです。
しかし、正規のブレインストーミングが何か会場みたいなところで紙とかホワイトボードを使ってたくさんの人を動員して行うのに対して、
このスレッドでは、ほとんど私のメモ書きのようなもの、それにチョロっとコメントがつくという感じだ。
それでいいのです。わざわざsageているのは、目についてスレッドに脊髄反射で書き込んでしまうような人間のコメントをできるだけ排除するためである(もちろん排除できなくても構わない)。
sageをフィルターとして使うというのは、掲示板ではありふれた手法だが、それを「メモ書きとブレインストーミングの関係性をコントロールする方法」として使用しているところが
このスレッドの眼目である。

ただのメモ書きならば、わざわざネット上に書く必要はない。実際、私の部屋の作業棚にはこの小説(『大論界Ⅱ』)のための夥しいメモ書きがあるが、
このスレッドに記されているものとは全く違う。
どうやら、一人でもくもくとメモ書きをしながら考えていることと、
ネット上で少ない読者を想定して(実際にはゼロでもいいのである。私が読者を意識できれば)書き込みながら考えていることは違うようだ。
同じ人間の脳味噌の中で起こっている思考であるにもかかわらず、である。
問題は今後、その二つをどのように統合、ないしはリミックスしていくか、ということである。

また、スレッドベースの思考においては、実際の反応も大変刺激になる。
堂本香織本人による「難しい」というコメントは大変参考になった。
「へえ~難しいんだ」という反応が自分から出てきて、それも面白かった。
また、それに対して自分が「ショック。俺かわいそう」と言っているのも新鮮である。
「へえ~ショックなんだ」と思って、またそれに「へえ~」とか感心することが面白い。
昔の日本人は、何かに対して直接「面白い」と思って笑うのではなく、
何かに対して笑っている自分に気付いて後から「面白い」と思った、というような話を聞いたことがあるが、
今、このスレッドを使ってブレインストーミング的メモ書きをやっている自分の意識はまさにそのような形態をとりつつある。

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