解凍スレ

13霧雨◆MistDNAtX.
2018-10-01 15:05:17
ID:NDt/1yb.

ーーーーーそこにあったのは圧倒的な実力差だった。

赤コーナー

霧雨ーーー天より授かりし研ぎ澄まされた論述テクニックと、超人的喧嘩スキル、そして白金の如く輝く強烈なまでの存在感。

生まれた時から決まっていた。向かうところ敵無し。全てを見通す洞察力。なぎ倒さんばかりのオーラ。
風呂に入ったらどこから洗うか。Rolandは答えた。オーラから洗うと。
俺は違う。俺は風呂に入り、俺の洗練されたオーラによってまず最初に浴室を清め、石鹸を清め、シャワーを清める。
そうして磨きあげられた最高の空間、最高のアイテムによってのみ俺は洗われるべきなのだ。

青コーナー

無敵要塞ザイガスーーーそれは人目から見たら凡愚たる結晶であった。天は彼に何も与えてはくれなかった。いや、違う。愚者の器を与えたのだ。しかしその器は、研鑽することによって磨きあげられる、いわばラフ・ダイヤモンドであった。
磨けば光る宝石。磨くことだってできたはずだ。
しかし彼の取った行為の連続には、夢も希望もなかった。
惰性を積み上げ、見るに堪えない愚行を繰り返す果てに何があるというのか。
何もない。何一つない。残るのは錆と泥にまみれた情けない化石。これでは廃棄場所に困ってしまう。
自ら捨て去ったダイヤモンドへの道のり。ダイヤモンドになったところで、太陽なければ光らない…それでも今の醜態よりは幾分もマシになるはずだった。
しかし、こうなってしまった。
もう遅い。もう手遅れなのか。

安心しろ。今、俺という太陽がお前の奥底に眠ってしまった可能性を呼び覚まさせてやる。

よかったな。お前は強くなる権利を手に入れた。あとは努力だけだ。
せいぜい頑張れ、期待する。

名前:

メール欄:

内容:


文字色

File: