因みに表示される成績
野手の場合
打率···その打者が安打を打つ確率。安打数÷打数。
本塁打数···その打者がホームランを打った数。
打点···その打者が自分のヒットでランナーを返し、入った得点の合計。
得点圏打率···その打者が得点圏(ランナーが2塁若しくは3塁にいる状態)で
ヒットを打つ確率。その打者がチャンスに強いか弱いかを判断する指標になる。
出塁率···その打者が塁に出る確率。
長打率···その打者が長打(2ベースヒット以上のヒット)を打つ確率。
OPS···打者評価の指標の一つ。出塁率+長打率。
近年打者の能力を正確に評価する指標として注目されている。
>6
ジョージ・ブコビッチ(西武 86~87)
右投左打 外野手
通算成績(NPB)
打率.256 本塁打32 打点113 出塁率.322 長打率.436 OPS.759
~選手紹介~
1986~87年まで埼玉西武ライオンズで活躍した助っ人外国人。
シーズンでは目立った成績を残せなかったものの、ポストシーズンには強く、
1986年日本シリーズでは第8戦で金石昭人から日本一を決める決勝二塁打を放ち、
1987年日本シリーズでは第3戦で「怪物」江川卓から決勝本塁打を放っている。
>9
小林幹英(広島 98~05)
右投右打 投手
通算成績
登板数238 勝利19 敗戦22 セーブ29 勝率.463 防御率3.90
~選手紹介~
1998年から2005年まで広島東洋カープに在籍した投手。
1年目の98年に新人ながら開幕戦にリリーフ登板し、初勝利を挙げた。
その後チームのセットアッパーに定着し、新人ながら素晴らしい活躍を見せた。
その後右膝の故障に見舞われるも、2001年から復活し、
右の中継ぎとして年間50試合に登板。翌年も中継ぎの柱として活躍した。
しかし2003年に椎間板ヘルニアを発症。そこから1軍へ復活するまでには至らず、
2005年10月7日に戦力外通告を受け、引退した。
>10
リカルド・ナニータ (中日 15~16)
左投左打 外野手
通算成績(NPB)
打率.293 本塁打8 打点50 得点圏打率.279 出塁率.329 長打率.411 OPS.731
~選手紹介~
2015~2016年まで中日ドラゴンズに在籍した助っ人外国人。
パワーこそ無かったがミートに長け、2015年には打率.308を記録している。
同年4月14日の阪神戦ではサヨナラタイムリーを放った。
また、守備の面でも、決して上手い訳では無かったが積極的にダイビングキャッチを試みるなど、
外国人選手特有の怠慢な守備とは無縁な選手であった。
>10
ウラディミール・バレンティン (ヤクルト 2011~)
右投右打 外野手
2016年シーズン成績
打率.269 本塁打31 打点96 得点圏打率.253 出塁率.369 長打率.516 OPS.885
通算成績(NPB 2016年現在)
打率.277 本塁打185 打点459 出塁率.386 長打率.576 OPS.962
~選手紹介~
2011年から東京ヤクルトスワローズで活躍している助っ人外国人。
桁外れのパワーの持ち主で、広角に鋭い打球を放つことができる。
また、日本球界に在籍している6年間の中でほぼ毎年本塁打王争いに食い込んでおり、
2011年、2012年、2013年と3年連続で本塁打王に輝いている。
特に2013年には60本塁打を放ち、王貞治の55本を抜いて日本プロ野球シーズン本塁打記録を塗り替えた。
守備の面では、守備範囲は狭いが並外れた強肩でチームに貢献している。
>10
ドミンゴ・グスマン (横浜2002~03、中日2004~06、楽天2007~08)
右投右打 投手
通算成績(NPB)
登板数108 勝利30 敗戦37 勝率.448 防御率4.01
~選手紹介~
2002年~08年まで日本球界でプレーした外国人投手。
元々はNBAのバスケットボール選手であった。
独特な手投げフォームから繰り出される150km/h近くのストレート、140km/hを越えるスライダーなどで相手打者を封じた。
勝利数キャリアハイは2004年中日での10勝。
スライダー
>16
今岡誠(阪神97~2009、ロッテ2010~12)
右投右打 内野手
通算成績
打率.279 本塁打122 打点594 出塁率.325 長打率.408 OPS.733
~選手紹介~
1997年~2012年まで阪神タイガース、千葉ロッテマリーンズで活躍した内野手。
阪神時代には主にクリーンアップを担い、3度の打率3割、2度の本塁打20本以上、
また2002年、2003年には首位打者に輝き、阪神黄金時代を支えた。
ロッテに移籍してからはかつてのようなバッティングは息を潜めたものの、
要所での渋いバッティングでチームに貢献した。
2010年の下克上日本一にも大きく貢献している。
>17
ホセ・カスティーヨ(横浜2010、ロッテ2011)
右投右打 内野手、左翼手
通算成績(NPB)
打率.271 本塁打24 打点89 出塁率.309 長打率.410 OPS.719
~選手紹介~
2010~2011年まで横浜ベイスターズ(現横浜Denaベイスターズ)、
千葉ロッテマリーンズに在籍した助っ人外国人。
意外性のある打撃と強肩を活かした内野守備が武器だった。
2010年は打率.273、本塁打19、打点55、OPS.755とまずまずの成績だったが、
11月16日に戦力外通告を受け、横浜を退団。
2011年はメキシカンリーグでプレーしていたが、オファーを受け、
6月22日に千葉ロッテマリーンズに入団した。
7月5日の日本ハム戦から出場し、4打数4安打1本塁打3打点と堂々の結果を残した。
以降、チームの4番打者として起用されたが打率.269、本塁打5と振るわず、
11月30日に契約満了で退団した。
>18
ゲーリー・トマソン(巨人 81~82)
左投左打 外野手、一塁手
通算成績(NPB)
打率.249 本塁打20 打点55 出塁率.312 長打率.430 OPS.742
~選手紹介~
1981~82年まで読売ジャイアンツに在籍した助っ人外国人。
前年に引退した王貞治の後釜として期待された。
来日1年目の81年には打率.261、本塁打20を記録したものの、
同時に当時の球団ワースト記録である132三振を喫し、大幅に期待を裏切った。
当時ファンからは「三振王」、「トマ損」、「害人」などと揶揄されたという。
また守備の面でも、日本シリーズで失点に絡む失策を記録するなど精彩を欠いた。
2年目の82年には47試合の出場に留まった。
さらに藤田元司監督とトラブルを起こしたため、同年限りで解雇された。
赤堀元之(近鉄 89~04)
右投右打 投手
通算成績
380登板 58勝 45敗 139セーブ 勝率.563 防御率2.88
~選手紹介~
1989~2004年まで大阪近鉄バッファローズ(現オリックスバファローズ)で
活躍した投手。
安定したピッチングをする投手で、近鉄の不動の守護神であった。
150km/h近い速球を軸とし、そこから出し入れする縦·横のスライダー、
直球並みの球速を誇るシュートを武器として打者と対戦していた。
また、日本プロ野球時代のイチローを得意としており、
通算で25打数4安打(打率.160)に抑えている。
エクトル・ルナ(中日 2013~15、広島 2016)
右投右打 内野手
通算成績(NPB)
打率.316 34本塁打 184打点 出塁率.383 長打率.467 OPS.852
~選手紹介~
2013~16年まで、中日ドラゴンズ、広島東洋カープで活躍した助っ人外国人。
ボールをしっかり引き付けて広角に打球を放つアベレージヒッターで、
相手の配球を読む能力に長けた選手であった。
また、ユーティリティープレイヤーであり、投手と捕手以外の全てのポジションを守れる。
柔軟なリストを活かした守備には定評があったが、失策も多かった。
走塁面でも、積極的に次の塁を狙う姿勢を見せ、2015年には盗塁成功率100%を記録している。
中日、広島時代共に、野球に真摯に取り組む真面目な選手だった。
マット・マートン(阪神 2010~15)
右投右打 外野手
通算成績(NPB)
打率.310 77本塁打 417打点 出塁率.352 長打率.437 OPS.789
~選手紹介~
2010~15年まで阪神タイガースで活躍した助っ人外国人。
コンパクトなスイングからライナー性の打球を広角に飛ばすアベレージヒッターだった。
また、左投手に非常に強く、メジャー時代には通算打率.304を記録し、
阪神移籍後の2010年には打率.408を記録している。
追い込まれたカウントからの打率も高く、.350を記録している。
また、2010年にシーズン214安打(当時のタイ記録。2015年に秋山翔吾が215安打を放ち更新)を放っている。
守備では、肩力は他の選手に劣っていたものの、守備範囲内は堅実に捕球する技術を持っていた。
走塁では、時々危ないプレーをすることがあり、
2013年5月12日のヤクルト戦では本塁クロスプレーの際に田中雅彦に体当たりをし、田中を負傷させた。
また同年9月14日のヤクルト戦でも本塁クロスプレーの際に相川亮二に体当たりしている。
この時は体当たりされた相川が激昂。マートンに詰め寄り、両軍入り乱れての乱闘騒ぎとなった。
このように危ない面も持っていたものの、真面目な性格の持ち主で、人一倍努力をする選手だった。