Aさんは頑張って働いて100万を稼ぎました
Bさんはずっと遊んでいましたがAさんが稼いだ100万円を分配して50万円もらいました
Aさんになってもよいという人が少ないから共産主義は成立しないのです
苦労して働いても自分のものにならないなら働く気が失せるのは当然ということです
人間には欲望があります
この欲望が人を成長させます
おいしいものを食べたい、綺麗な服を着たい
だからみんな頑張って働いてお金を稼ぎます
資本主義ではこれを肯定するから経済はぐんぐん成長していくのです
経済が成長してみなが豊かになり欲が満たすことができれば、共産主義に移行できるとマルクスは言いますがそれは絶対に不可能です
100万稼げたら今度は120万を人間は欲しくなります
1億あったら2億、2億あったら4億と人間の欲に際限はありません
だから必然的に共産主義では個人の欲望を制限せざるえなくなるのです
当然ながら経済は成長しなくなり、逆に衰退していきます
無理に成長させようとすればソ連のような独裁国家になってしまうのです
>>3
訂正。
私有財産の共有化もありえましたね、はい。
>>2の方のおっしゃっていることはおおむね正しいです。
しかし、経済の衰退が本当に悪いことなのでしょうか。
人間にはたしかに沢山の欲望がありますが、資本主義はそれをさらに増幅させる作用があります。
地球上には全人類に見合った量のおよそ2倍もの食糧があるのに未だに飢餓が絶えないのも、肥大化する欲望の結果としての大量生産・大量消費があるからでしょう。
それは、言ってしまえば「ムダ」です。
しかし、それら「ムダ」が無ければ経済発展は望めません。「ムダ」が大きくなっていくとその分だけ格差も広がり、結果として恐慌が起こります。
また、私有財産を大幅に共有したところで遊びほうける人間がたくさん出てくるとも思えません。
現在、資本家は労働者の勤労によって得られた価値の1/3から1/4の報酬しか支払っていません。
さらに、その勤労による価値が「ムダ」に使われていることもあります。
ムダを省き、搾取を無くせば、労働時間は現在とは比較にならないほど短くなり、またその内容も楽、かつやり甲斐のあるものとなるでしょう。
私は以前、「パパラギ」という本を読んだことがあるのですが、その中に書かれていた南の島の暮らしはまさにそれでした。
酋長と一般の島民という違いはあれど基本的に皆が平等で、全ての仕事にやり甲斐を感じ、楽しんでいるのです。
>>5
資本主義が完全な考え方だとは言っていませんよ
何故今の世界は共産主義ではなく資本主義が主流になっているのかを説明しただけです
計画経済によってその無駄を徹底的に排除して経済を発展させたのがソ連という国です
しかしソ連の末路はご存知の通りです
ソ連が資本主義陣営と対抗できたのはそれはまだ資本主義が未熟だったからです
冷戦を潜り抜けて資本主義が成熟していくと計画経済ではもはや対抗できなります
経済が衰退するということは生活が貧しくなることです
今の豊かな生活を捨てて貧しくなってもいいと先進国の人々が考えたら共産主義が成功するでしょうがそれは絶対に不可能です
欲望を制限できるほど人間が優れた存在ではありません
>私有財産を大幅に共有したところで遊びほうける人間がたくさん出てくるとも思えません。
それは確かに理想論ですが、残念ながら人類の歴史はそれを証明していません
縄文時代は共産主義の時代でしたが、弥生時代に入るとそれは崩れました
生活が豊かになり余剰の資産が出てくると人はそれを奪い合うのです
皆が全員貧乏にならないと共産主義は成立しません
もう一つ例があります
イギリス病というのをご存知ですか?
イギリスは戦後「ゆりかごから墓場まで」というフレーズで有名な社会保障政策、そして産業の国有化などの社会主義政策を主に労働党が中心となって行いました
労働組合の力が大きくなり、60年代にはストライキが多発するようになります
病院などの公共機関ですらストライキによってまともに運営できなくなる事態にまでなりました
社会保障費の負担はどんどん増える一方で労働者の権利ばかりが尊重され国民の労働意欲は低下し、経済は非常に悪化しました
正確には共産主義ではありませんが、資本主義と相反する思想であることには間違いありません
このイギリス病を克服させたのが有名なサッチャー首相ですね
それ以降イギリスは資本主義的な政策を執り行うことで経済を見事に復活させました
歴史を見つめると共産主義が成功しないということは見えてきます
奈良時代の日本には公地公民制という制度がありました
これは土地も人間もすべて天皇のものという考え方です
非常に共産主義に近い考え方です
公地公民制も最初は成功したのです
しかし全員が豊かになり人口が増えるとやっぱり土地が足りなくなってきて経済は悪化しました
そこで方針を転換して私有財産を認める方向に変わっていったのです
>>6
ソ連は本当に共産主義を目指していたのでしょうか。
私は、ソ連が崩壊したのは社会主義体制に問題があったからなのではなく、スターリニズムに問題があったからだと思っています。
共産主義化すると国家はその枠組みを失いますので、共産主義は世界全体で行わないと意味がありません。
それを見失い、共産主義への望みを絶ったのがスターリンです。
もしレーニンの後継者にスターリンではない人間がなっていれば(まあ、彼は策略で後継者になったわけですからもともと……)今頃私たちは楽園で暮らしていたのかもしれません。
また、イギリス病に関してですが
いかなる政策においても失敗はありえるし、実際にアメリカや日本の経済を支えたのも社会主義的な要素の強いケインズ主義です。失敗例だけを挙げるのは良くありません。
また、イギリス労働党がおこなったのは「共産主義」ではなく単なる貧民救済です。
>>8
そのスターリンの台頭を彼が死ぬまで許してしまったのが共産主義体制じゃないんですかね
自由主義圏ならば国民の不利益になる政治家は排除されます
共産主義体制の一番の課題は誰かが管理者にならねばならないところです
ターミネーターのような高性能なAIがすべてを管理できれば別ですが残念ながらそれはできません
人間が人間を支配する以上「楽園」なんて妄想以上の何物でもありません
残念ながらスターリンや毛沢東のような人が出てくる可能性のほうが高いのです
ソ連が崩壊したのはスターリンのせいではなく計画経済の行き詰まりだと思います
スターリンが死んだのは1950年代の話でそれ以降のソ連とそれ以前のソ連とは区別しなければならないでしょう
スターリン崇拝思想も行き過ぎた弾圧・独裁もスターリン死後は弱まっています
逆に経済的にソ連が絶好調だったのはスターリンが生きていたころです
これはスターリンが立派だったのではなく単に資本主義がまだ成熟してなかったからですが…
>いかなる政策においても失敗はありえるし、実際にアメリカや日本の経済を支えたのも社会主義的な要素の強いケインズ主義です。失敗例だけを挙げるのは良くありません。
残念ながら共産主義の成功例は存在しないんですよね
日本はしばしば最も成功した社会主義国と言われることがありますが、そのメッキも既に剥がれてしまっています
そもそも日本は戦争ですべてを失ったからこそ莫大な需要が生まれたのです
一方でその需要に応えるだけの資本が民間に全くなかったので国がお金を供給しないといけなくなった
極めて特殊な状況で資本主義だとか共産主義だとかいう以前の問題です
逆にケインズ理論がうまくいくのはそういうドン底におちたときだけです
加えて日本人が勤勉だったために奇跡的にそれが長く続いた
質素倹約を美徳とし国家や企業へ奉仕するという日本人的な精神がケインズ政策を成功させたと言うべきでしょう
高度経済成長期は何も考えなくてもいいのです、政府の収入も毎年増えますし、それを使ってたくさん公共投資できます
しかしそれがうまくいくのは急成長している間だけです
今日の膨大な赤字国債の原因を作ったのはまさにそのケインズ的な財政政策を続けたためです
そのツケが今になって回ってきているのです
アメリカがケインズ政策で成功したのは戦前の話で当時はまだ今ほどに資本主義が成熟してなかったころですし、植民地経済・世界恐慌・ソ連全盛の時代です
アメリカだって二次大戦・冷戦を経験して経済が成熟してからはケインズ政策を見直しています
>また、イギリス労働党がおこなったのは「共産主義」ではなく単なる貧民救済です。
>>6にも書いたのですが確かにイギリスの歴史の中で一度も共産主義になったことはありませんよ?
しかし労働党の充実すぎる福祉政策・労働組合重視・企業の国営化などなど、資本主義と相反する思想であると思います
民間資本の力を活用する資本主義では経済活動の自由が保障される代わりに自己責任論が原則となります
だからこそ労働意欲が生まれ経済が回るというのが根幹ですから、結果平等にこだわりすぎた労働党の政策は資本主義とは相反すると私は思います
>>9
共産主義体制を維持しようと思えばそのような「統制」をしないといけなくなります
結果的に政治の独裁を許すことになり、個人の自由が奪われる
これが20世紀の共産主義圏の歴史では?
共産主義を理想とされるのはいいのですが、それが紛争や戦争の解決法になるっていうのはおかしくないですか?
戦争が紛争などをうまく解決できた先に共産主義社会があるのでは?
その問題が解決されていないことが共産主義が実現できないことの証明であり、それが解決されないと共産主義なんて到底実現できるとは思えないのですけど…
順番が逆な気がします
「みんなで共産主義を実現しましょう」という旗印だけで戦争をやめてくれるなら楽なんでしょうけど…
>>10
社会主義や共産主義は経済のやり方であり、考え方次第でスターリンのような独裁者の台頭を許さないやり方はいくらでもあります。
僕が「スターリニズムに問題があった」と書いたのは、独裁やスターリン崇拝思想のことではなく(たしかにこれらも問題ですが)、「共産主義はソ連一国だけで成し遂げられる」という考え方についてです。
たしかにスターリン崇拝などはスターリンの死後弱まっていますが、本当の意味での「世界革命による共産主義」という考え方もまた、スターリンによって踏み潰されたままでした。
その結果にソ連崩壊があるのだと私は思います。
なぜならソ連が崩壊したのは自由主義経済に負けたからであり、世界革命が達成されていれば自由主義経済も存在していないからです。
「共産主義の諸原理」という本の中においてフリードリヒ・エンゲルス氏は、「プロレタリアートの革命はひとつの個別的な国だけにおいて起こりうるものではない」と書いています。そこには、「少なくともイギリス、アメリカ、フランス、ドイツで、同時におこるひとつの革命」と書かれており、少なくともロシアと中央アジア、また東欧諸国などのみで起こるものではないということがわかります。
もともと共産主義とスターリニズムはまったく違うものであり、よってスターリニズムから脱却できなかったことによるソ連の崩壊は、共産主義が間違っていたことを証明するものにはなりえません。
>残念ながら共産主義の成功例は存在しないんですよね
もともと共産主義は今まで(少なくとも有史以降においては)達成されたことがありません。それなので成功例はありませんが、失敗例もまたありません。
>共産主義体制を維持しようと思えばそのような「統制」をしないといけなくなります
結果的に政治の独裁を許すことになり、個人の自由が奪われる
なぜ統制が独裁を生じさせるのでしょう。
法律などの明文化された方法により、私の言った人口の統制などを行うことも出来ます。法律のようにしっかりと定まった枠の中での統制であれば、独裁につなげない方法もたくさんあります。
世界には多くの民主主義国家がありますが、その全てにおいてしっかりとした法律があります。統率の取れていない国家など国家として成り立たないでしょう。
共産主義や社会主義と民主主義の両立は可能です。事実、過去には自由選挙によって社会主義政権を樹立させた国家もありますからね。
>>11
戦争や紛争は、憎しみのみによって生まれるものではありません。
現在、戦争や紛争が起こっているほとんどの理由は、戦争によって儲かっている人間がいるからです。
いわゆる軍産複合体ですね。
そういった階級が資産を増やし、さらに戦争を起こすことにより我々市民は苦しめられます。
共産主義においてそのような階級は存在しないので、戦争は全ての人にとってデメリットしかないものとなります。よって、戦争はなくなります。
そこまでに至るプロセスを具体的に言うと、
全ての国において、戦争を起こそうとする支配者階級を大多数の一般市民が打ち破る(民主的な手段を含む)ことにより、戦争や紛争は消滅し、やがて共産主義社会が誕生するのです。
当然、その革命には流血が生じる可能性もあります。しかし、現在の世界における戦争・紛争・飢餓がなくなるのであれば、言い方は悪いかもしれませんが必要な犠牲だと思います。
事実、ロシア革命は第一次世界大戦の東部戦線を終結させましたからね。
>その問題が解決されていないことが共産主義が実現できないことの証明
なぜでしょうか。理由を教えてください。
世界革命っていうのはあれですか?
いつか皆が全員武器を捨てて、皆が理想を夢見て、皆が皆のために働くと思うようになるんですよね?
世界革命が達成されていればって…その時代では共産主義が実現できなかったというのが歴史の答えでしょう
植民地帝国主義・人種差別の時代ですよ、スターリンの登場も世界革命の不発も歴史の必然だと思います
そして現在もできていないと…むしろ逆に資本主義がどんどん成長していますね
まあその行きつく先に共産主義社会があるというのがマルクスの理論ですけど…
人間が人間である限りは世界革命なんて未来永劫できないと思っています
私は共産主義が間違っていたとは言っていません
人間という生物では実現不可能な理想だと言いたいのです
>共産主義や社会主義と民主主義の両立は可能です
それは人間が仏様という前提がないと成立しないでしょう…
共産主義には富を管理する人間が必要になるんですからその管理者が仏ならそりゃうまく機能するでしょうね…
>自由選挙によって社会主義政権を樹立させた国家
それは資本主義がまだ成熟していない中南米やアフリカの発展途上国では?
先進国では聞いたことないですね
一時的な反資本主義的な盛り上がりで政権自体は樹立できるでしょうが純粋に共産主義路線を貫けば必ず壁にぶちあたり崩壊すると思います
民主主義とうまく併存しながら社会主義を長続きさせることなんて可能なんでしょうか…
>法律などの明文化された方法により、私の言った人口の統制などを行うことも出来ます。
たぶんそれが簡単にできたら人口爆発や少子化などの問題はでてこないと思います
民主主義社会には民主主義社会の問題があってそれは簡単に統制ができないからこそ起こる問題です
少なくとも共産主義社会を実現させようと思えば人口どころか様々な面で強力な統制が必要になってきます
なにしろ一人でも欲を出して儲けたいと思ったら成立しない社会ですからね
>>13
軍産複合体の存在は否定しないけど、それだけがすべてではないでしょう…
水や資源を求めて争っている人たちもいますし、宗教や人種など理由は様々です
軍事企業がそういう火種に油を注ぐような行為をしている可能性は否定しません
しかし、それがすべてだと言うのはいくらなんでも根拠のない陰謀論では?
買う人がいるから売る人がいるんですよ?
需要と供給の関係が成立してるから軍事企業は儲かってるんです
皆が共産主義を目指して武器を不必要だと思えば軍産複合体なんて存在する余地はないでしょう
軍産複合体をつぶしたければ武器を買わなければいいだけのこと
日本だって三菱重工や川崎重工が自衛隊向けに兵器を作っていますが、三菱が裏で糸を引いて戦争を引き起こしてるなんて言ったら三菱の人は怒りますよ
てか・・・その陰謀論ってユダヤ金融の陰謀論と同じぐらいネットでよく見ますけど普通に考えておかしいんですよね
軍産複合体なんてできる前から、もっと言えばアメリカができる前から人類は戦争の歴史じゃないですかw
日本だって平和な時代と争いの時代を交互に繰り返しています
そうやって歴史を繰り返し先人から学ぶことで人は成長していくのでは?
わずか数百年程度の歴史しかない国にどうこうできるようなものではないと思いますけどね
弥生時代にはもう鉄の武器を持って戦争してるんですし
>>15
たしかに、20世紀に起こった世界革命に向けての運動は潰えました。しかし、それは世界革命が不可能であることを証明するものではありません。
たしかに20世紀において世界革命は起こりませんでしたが、それはレーニンの言っていた前衛党(これは各国に存在するものではなく、世界全体の革命を指揮するという意味での)がしっかりと定まっていなかった(というより、その仕事をするべきであったソ連がそれを怠った)からです。ソ連の中心にスターリンが立ったのは歴史の必然ではなく突然変異であり、従って間接的にではありますがスターリンによって潰された世界革命もまた、実際であれば世界に起こるべきであったものだと思います。
植民地帝国主義や人種差別は、世界革命をむしろ促進してゆきます。60年代のアメリカにおいて公民権運動とベトナム反戦運動、ひいては共産主義思想が結びついて大きなうねりを産み出したように、上の階級に抑圧されている人間が多ければ多いほど、世界革命は起こりやすくなります。
百歩譲って、20世紀に世界革命が起こらなかったのは当然の話だとしましょう。しかし、だからといって21世紀にも世界革命が起こらないと言うことは出来ません。
21世紀には20世紀と違い、インターネットがあります。今、私とあなたがつながっているのもインターネットのおかげです。先ほど「抑圧されている人間」と言いましたが、このインターネットによって抑圧された人間同士が情報交換し結びつくことにより、21世紀の世界革命は起こるのではないかと思います。私たちはマルクスやエンゲルスの時代、またはレーニンの時代とは違い、圧倒的な情報の海の中を生きています。情報のイノベーションから派生した世界革命がおこっても、全くおかしな話ではありません。
>むしろ逆に資本主義がどんどん成長していますね
資本主義は確かに発展しました。しかしそれの恩恵を得たのは果たして資本主義社会に属する全員の人間なのでしょうか。
資本主義の発展とは、資本家のみの発展です。資本家が労働者の賃金を上げ、労働者の権利を守ろうと考えることはありません。それこそ、資本家のことを仏だとする考え方だと思います。
その結果としてとてつもない格差が出来上がるのです。そして、その「資本家と労働者の間の壁」はどんどん厚くなってゆきます。
その結果、下の階級に属する人間により革命が起こされるのです。その時、インターネットが何らかの大きな役割を担うと私は確信しています。
>その管理者が仏ならそりゃうまく機能するでしょうね…
仏じゃなくとも、しっかり仕事さえしていればいいのです。もともと共産主義社会において管理者は分配をするだけの簡素化された仕事なのですから(トップが複雑な指令や支配をしなければならないのは競争を前提とした社会での話なのですから)、自らの私欲のために何かするようなことが出来ないような制度はじゅうぶん作れますからね
管理者が仏じゃなかった場合のための民主主義なのです。
>>16
水や資源に関しても、共有すれば全てが解決する話です。今人間が必要としているもののうち、ほとんどの物は実は足りています。それでも互いに奪い合っているのは、一部の人間に足りすぎているからです。共産主義社会では、そのようなことは起こりません。
宗教や人種に関しても、火種に油を注ぐ人間がいない限り、理解し合うことは可能です。
>買う人がいるから売る人がいる
順序が間違っています。国家や武装組織が武器を買うのは、自衛のためです。なぜ自衛をするのか。それは、敵対する勢力が武器を持っているからです。つまり、武器に関しては、「売る人がいるから買う人がいる」という状況なのです。
>皆が共産主義を目指して武器を不必要だと思えば軍産複合体なんて存在する余地はないでしょう
>軍産複合体をつぶしたければ武器を買わなければいいだけのこと
これも同様です。軍縮が進んでいないのは、兵器や軍隊を減らせば敵対勢力に潰されるのでは? という考えがあるからであり、その考えは当然なものです。
ある特定の勢力が武器を買わないだけだと、その勢力が他の勢力の武力の危険に晒されるのみに終わります。「買わない」のもとても大事ですが、戦争を無くすためには「売らせない」方がよっぽど効果的だと思います。
>>17
レッテル貼りのようになっているので少し整理しますね
私が「軍産複合体」と言ったのは、現代における「戦争で儲ける人間」の代表としての意味です。
「戦争で儲ける人間」は、昔から多くの国にいました。しかし、それが現在のような形になったのがごく最近であるというだけです。
古代において、戦争で儲ける人間は一部の王族や貴族でした。戦争で勝つことによって、彼らは富と権力を増やすことができました。
また、戦っている兵士たちに戦った分の報酬を与える制度(鎌倉時代における御恩と奉公といったようなもの)が出来てからは、一般の兵士(武士)たちも「戦争で儲ける人間」となりました。鎌倉幕府が滅んだのも戦争による利益がなかったからですし、豊臣秀吉が朝鮮半島に兵を送ったのも戦争をしたい勢力のためです。
現在における「戦争で儲ける人間」とは主に資本家、言い換えれば軍産複合体のことでしょう。今までの例を見てもわかる通り、戦争は「戦争で儲ける人間」が起こすものです。それなので、軍産複合体を危険視するのは陰謀論などではなく、至って自然な考えだと思います。
>>18
前半はもはやほとんどあなたの理想論ですね…
そりゃ未来のことですから100%不可能だとは言えませんけど…
スターリンのせいにするのは自由ですけど20世紀に革命が起こらなかったのは事実で21世紀になってもそのうねりですら現時点では起こってないですからね?
今の日本人に共産主義体制に移行したいですかと聞いてYesと答える人は少数派でしょう
21世紀の情報革命を成し遂げたのはアップルやマイクロソフトといった資本主義の権化のような企業ですが、彼らが作り上げたツールが資本主義を崩すというのはなかなか皮肉が効いてておとぎ話としては面白いですね
いつかそんな夢の楽園ができたらいいね程度の話で現実性も具体性もまったく感じられません
21世紀が終われば22世紀に起こるって言うんでしょうね
>資本主義は確かに発展しました。しかしそれの恩恵を得たのは果たして資本主義社会に属する全員の人間なのでしょうか。
少なくとも今の日本は努力すればそれ相応の恩恵が得られる社会だと思いますけどね
>資本主義の発展とは、資本家のみの発展です。資本家が労働者の賃金を上げ、労働者の権利を守ろうと考えることはありません。それこそ、資本家のことを仏だとする考え方だと思います。
えーーー!!!それはさすがに経営者は怒りますよ?
すごく古臭い資本家悪玉論に取りつかれてますね
NHKスペシャルとか見たほうがいいですよ、ネットに溢れる陰謀論よりも中小企業経営者の生の声のほうがよっぽど真実味があります
確かにブラック企業のようなものがあるのは事実ですが、それがすべてではありません
労働者をものとしか思っていないような経営者のところではみんな働かないでしょうし、労働者の権利だって随分向上しています
経営者だって創意工夫で何とかがんばっているんです、労働者を搾取して私腹を肥やしているというのは古すぎます
確かに19世紀や20世紀は植民地帝国主義を背景とした搾取の時代でした、だからこそマルクスが登場した
しかし現代の資本主義は当時とは違います、産業だって多様化してますし、労働環境も一般人が手に入る情報量も桁違いに向上しています
大企業と呼ばれたシャープだって買収されましたよね?シャープは労働者から搾取して私腹を肥やしてたんですか?
いったいあなたの言う”資本家”とは誰のことですか?豊田社長?ゴーンさん?ビルゲイツ?
ロックフェラーやロスチャイルドでも出してきますか?
資本家のみの発展っていうのもまったくの間違いです
資本主義の根本原理は競争の原理です
インターネットも携帯もスマホも宇宙への進歩も競争によって生み出されてきたものです
我々はその利益を享受してますよね?
王族や貴族だけでなく一般民衆も手軽に最先端の文化や技術を享受できるのが資本主義のいいところじゃありませんか
資本家はその社会の需要を見極めて、イノベーションを起こし、生産ラインを組み立てるという非常に重要な仕事があるのです
彼らにそれ相応の報酬が懐に入るのは当然でしょう
資産家だってそうです、大投資家はものすごい額の資産をもっていますが何も楽して手に入れたわけではありません
もちろん幸運もあったでしょうが、それなりのリスクを掻い潜って、それなりの努力もして、その資産を手に入れているのです
貴族や王族のように何もしなくても勝手に税金が入ってくる生活とは根本的に違います
>その結果としてとてつもない格差が出来上がるのです。そして、その「資本家と労働者の間の壁」はどんどん厚くなってゆきます。
>その結果、下の階級に属する人間により革命が起こされるのです。その時、インターネットが何らかの大きな役割を担うと私は確信しています。
生産性は人によって違うのですからそりゃ格差が生まれるのは当然でしょう
問題はその格差が大きすぎることですが、それは政治の力で是正すべき課題であっていきなり全部壊して共産主義にしてしまおうというのは強引すぎますよ
資本主義は私たちに利益をもたらしているわけで、その範囲内でどこの国も努力しています
それをあきらめた時点で文明は停滞します、下手したら衰退するでしょう
もっと単純化します
ライバルがいればそれだけ負けないぞという気持ちが強くなって頑張りますよね?
オリンピック選手は誰よりも強くなって金メダルととりたいと思っていて、それが彼らの行動意欲を生み出しているわけですよね?
金メダルと銅メダルは格差だから是正しないといけないなんて馬鹿な話ですよね?
共産主義はまさにこれなんです、金、銀、銅を混ぜて三つに分けて配るんです
誰ががんばって練習します?誰でも持ってるような合金のために努力する人はいません
だからみんな努力しなくなって結果的に全体の生産性が落ちることになる
富の再分配は確かに必要ですが、全員を均一化するのは悪しき結果平等です
イギリス病がさらに悪化した事態に陥るでしょう
>仏じゃなくとも、しっかり仕事さえしていればいいのです。
富の分配だけをロボットみたいに淡々とこなす人間が管理者ならいいですね…
管理者が皆から集めた富をいくらでも悪用できるわけです
今の政府ですら税金の無駄遣いが指摘されているのにそれ以上の金が一つの管理組織に入ってきたらどうなると思います?
どう考えても利権化するのは目に見えています、資本家がいなくなっても今度は官僚や公務員が支配者になるでしょうね
しかも資本家と違って対抗する術がない
資本主義では自分が誰の下で働くかを自由に選ぶことができますし、消費者や出資者の立場から資本家に対して抗議することはできます
私はこれが現実だと思いますよ
>>19
あなたの言っていることはトートロジーなんです
皆で戦争のない楽園を作れば戦争をなくせるんじゃないか、という提案をしているだけです
で、具体的にどうすればいいかと聞くと20世紀にさんざん議論しつくされたことの焼き直し
階級闘争だの世界革命だのあいまいで抽象的なおとぎ話の世界です
自分が持っている水や資源を他人に渡したくないから戦争してるんです
そんな簡単に共有できるならとうのとっくにしてるでしょう
共産主義の話をこのまま続けても恐らく平行線でしょうね
>順序が間違っています。国家や武装組織が武器を買うのは、自衛のためです。なぜ自衛をするのか。それは、敵対する勢力が武器を持っているからです。つまり、武器に関しては、「売る人がいるから買う人がいる」という状況なのです。
敵対勢力がいるという大前提をあなたも認めちゃってるじゃないですか
敵対勢力がいるから彼らを撃退するために武器が必要になって、需要が生まれるんです
相手が武器を持ってると関係ありません、むしろ武器を持っていなければ戦争勃発です
どちらも同程度の武器を持っていれば逆に戦争は起こりません、所謂抑止力です
それが行き過ぎると軍拡競争になりますが、軍事費も無限にわいてくるわけではありませんからね?
戦争もしないのに武器だけをため込んでおくのは無駄でしかないわけで、だからどこかのタイミングで軍縮に移行するのです
オバマさんはイラクから軍隊を撤退させましたね
もしも軍産複合体がアメリカ軍を自由に動かせるなら今頃シリアに軍隊を送っていませんか?なぜ送らないんですか?
戦争なんて儲かりません、莫大な赤字を生み出し、国力を疲弊させ全体として損をするだけです
だからこそどの国も戦争を避けるために外交努力を続けているのです
アメリカ国民はイラク戦争でそれをよく実感したんです、
軍産複合体が陰で戦争を操っているなんて根拠のない陰謀論ですよ
8年間もオバマ政権が続いてしまっている時点で操れてないじゃないですか
仮に共和党に戻っても軍縮路線を継承するでしょう
あなたはこの世からすべての軍事企業をなくせば戦争が消えると考えていらっしゃるようですがそれはないと思います
銃がなかったら剣で殺しあいますし、当然ながら今度はそれを売る人が出てきますよ?
人を殺す凶器なんていくらでも作れます
豊臣秀吉は鎌倉幕府の話はあまりにもずれすぎています
彼らは戦国大名で戦で手柄を立てないと食っていけないのです、
武士として生まれてしまったら武士以外の職業を選ぶ余地がありませんからね
そういう時代と今の時代とをいっしょくたにするのはちょっと強引でしょう
鎌倉幕府が仕掛けた戦争ではなく元が攻めてきて守ったのですよ?
あなたのいう軍産複合体とは儲けるために戦争を起こさせる企業なのでしょう?
まさか元寇も幕府の陰謀だったが失敗したって言うのですか?
鎌倉幕府が滅びた理由は他にもいくつかありますが話がそれるのでここでは挙げません
ただ少なくとも軍産複合体に例えられるような存在ではないと思いますね
久しぶりに長文書きまくって疲れました…
やっぱり週一ぐらいしか無理っすわん
矮星さんとか大明神さんとかこういう議論得意そうだから参加してよー
見てないかもしれないけどw
>>21
もちろん!資本主義万歳ですね!
将来お金持ちになって楽しく生きるために必死に勉強してまーす(*^^)v
>>22
たしかに理想論のような部分もありましたね、すみません
すこし長文になります。
>少なくとも今の日本は努力すればそれ相応の恩恵が得られる社会だと思いますけどね
日本の30代の、2人以上の世帯の3分の1は貯蓄がゼロだと言います。また、日本では1日におよそ5人が栄養失調で死んでいます。
そういった人たちの中には、本当に努力を怠った結果そのような暮らしをすることとなった人も多くいるでしょう。しかし、全ての人がそうではないと私は思います。どこが、「努力すればそれ相応の恩恵が得られる社会」なのでしょうか。
少し話は変わりますが、あなたは「ヘリウムリング」をやった事がありますか?
複数の人間がひとつのフラフープを片手の人差し指に乗せ、全ての人の指から離れないようにして地面に降ろす、という単純な遊びです。
実際にやってみるとわかるのですが、フラフープは簡単には下がりません。
むしろ、するすると上がっていくのです。
では、ヘリウムリングの参加者を経営者に見立ててみましょう。
指を下げるのは労働者に権利を認めることを、指を上げるのは労働者を過酷な労働環境におくことを意味します。
1人だけ指を下げると、その会社の商品は他社より高くなります。当然消費者は安いものを選ぶので、その会社はやっていけなくなります。よって、誰も指を下げず、もっと言えば指を上げていくのです。
>えーーー!!!それはさすがに経営者は怒りますよ?
>すごく古臭い資本家悪玉論に取りつかれてますね
少し僕の書き方が悪かったようですね
ただ、ひとつ整理しておきたいのは、
「資本家は自分の資本を増やすことが仕事であり、社会貢献や労働者の権利を守ることが仕事なのではない」
ということです。
たしかに、労働者の生活をよく考えてくださる経営者の方もいらっしゃいます。しかし、そのような方も労働者から剰余価値を絞り出さないことにはやっていけないのが事実です。
私は、資本家のことを悪玉とは考えていません。資本家の皆様を、資本主義という枠から解放しなければならないと考えているのです。
私が言っているのは陰謀論などではなく、純粋に資本家という仕事を定義しようということなのです。
>資本主義の根本原理は競争の原理です
>インターネットも携帯もスマホも宇宙への進歩も競争によって生み出されてきたものです
>我々はその利益を享受してますよね?
>王族や貴族だけでなく一般民衆も手軽に最先端の文化や技術を享受できるのが資本主義のいいところじゃありませんか
インターネット、携帯、スマホは享受できている人間と出来ていない人間に格差をもたらしました。近年話題になっているシリア難民を見ていても分かりますが、逃げて来られている人間はスマートフォンを持っている一部の上流階級です。
また、宇宙への進歩に関する技術は、私もまだ享受できていません。
>資本家はその社会の需要を見極めて、イノベーションを起こし、生産ラインを組み立てるという非常に重要な仕事があるのです
それらは、社会が本当に必要としているものなのでしょうか。人間が本当に必要としているものは、ごくごくわずかです。例えば水、例えば食料、例えば衣服などです。
たしかに、資本家はこれまでいくつもの偉大なイノベーションを起こしてきました。車だって、飛行機だって、機関銃だって、コンピューターだって、インターネットだってそうです。
しかし、それらは本当に人類が必要としていたものなのでしょうか。
あなたは、「社会の需要を見極めて」という話をしました。しかし、上に書いたこれらのものは決して社会からの需要によって生み出されたものではありません。
これらのイノベーションの中で、私が生まれてから今までの間に経験したものの中に、スマートフォンがあります。それまで、私の身の回りの大人は皆いわゆるガラケーを使っていました。また、そのことについて何ひとつ疑問を持っていませんでした。
しかし、今や私の周りにガラケーを使っている人間などいなくなりました。私も、この文章を打つのにiPhoneを使っています。これは、社会の需要に応じる形で作られたものではありません。しかし、スマートフォンは私の生活に必要不可欠なものにまでなりました。
つまり、イノベーションとは欲望に応じて技術が発展することではなく、「技術に応じて欲望が発展する」ことなのです。
それだけならばまだいいのですが、問題なのは、
その技術革新を享受できるかどうかが、それぞれの人間の所持金の多寡によって決まるということなのです。
しかも、技術革新を享受できない人間にも欲望のみは行き届くから始末が悪い。非常に残酷な行為です。
>だからみんな努力しなくなって結果的に全体の生産性が落ちることになる
現在の日本の余剰価値率は300〜400%ですので、単純計算すると搾取が無くなればたとえ平日と休日が逆転しても社会の生産性は保たれることになります。もっと言ってしまうと技術革新というムダも無くなりますからさらに労働時間は減るでしょう。週2日程度の、社会への貢献としての労働であれば、強制でも良いのではないでしょうか。
>>23
抽象的でしょうか?
私が言っているのは、「この社会は失敗作だから、いったん全部壊して作り直す」ということです。抽象的も具体的もないでしょう。
敵対勢力と戦う理由は要するに何かを取り合っているからです。多少強引な手段であったとしても、共有させれば敵対しあうことはなくなります。
鎌倉幕府は、元寇によって何も得られませんでした。すでに全国を制覇していた鎌倉幕府は、武士の不満が高まったことが原因で滅びました。
豊臣秀吉も全国を統一しました。彼が鎌倉幕府を悪い例として考えていたかは分かりませんが、武士のような「戦争で儲ける人間」のためといってもいい朝鮮侵略を行いました。
ここから分かることは、「戦争で儲ける人間」が勢力を握る国では、侵略に近い戦争が行われないとその政府は滅びるということです。別に元と鎌倉幕府が裏で手を結んでいたと言っているわけではありませんよ。
>>25
ありがとうございます。小さい頃から「完全に平等な社会はみんなの希望であり、そんな社会を築くことが僕らの役目だ」と思って育ってきたので(先生や友人も皆そのような考え方だったので)、Siphonさんのような方の意見はとても新鮮です。
Siphonさんが楽しく生きられることを願っています。
>>2氏の言うことも分かるし、ナダレ氏の言いたいこともわかる。皆楽して金欲しい!飯食いたい!服着たい!という厄介な願望がありますね。しかし、自業自得というではありませんか。自分でやったことは自分に返ってくる。それが共産主義以外の考え方です。ナダレ氏は自分で稼いだ100億を100人と分け合いたいのですか?答えは多分NOだと思います。皆自分の物は他人に分け合うということはあまり好きじゃないのです。(皆が皆嫌というわけではありません)