今見えてるのは人間視点の色でしかない
見る動物によって色は変わる
ならば本当の色は...?
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色とは結局のところを光をどう見ているかということです。
色という性質が光に備わっているわけではなく、特定の光に対して勝手に人間の脳が色をつけているだけなのです。
そもそも人間が見えるのは広義における光の中のごく一部でしかありません。
例えば紫外線や赤外線も光の一種ですが人間にはそれを識別することができません。
しかし人間には見えない光を見ることができる生物がいます。
つまり”光の色”は見ている側の生物が勝手に解釈しているだけであって本当の色なんてものはそもそも存在しません。
色などという曖昧なもので光を考察すること自体に無理があるのです。
実際に光の性質を決定づけるのは波長と振動数です。
基本的に我々の生きるマクロの世界では光は波の性質を持ちますから、波長と振動数が決まればその光を定義することができます。
例えば我々が見ている赤色光の波長は610nm~750nmです。(厳密に言うと波長は媒質によって変わってくるので振動数がその光に固有の値となります)
波長によって色を変えたほうが生きる上で便利だからそのように進化したのでしょう。
反射された光の波長の違いによってそこにある物を判断するように人間の脳は作られています。
我々人間には紫外線や赤外線を見る必要は無かったからそれを識別する能力が備わらなかったのです。
例えばマムシのように赤外線を認識することで獲物を捕らえたりする動物もいます。
このような動物は赤外線を識別することが生存有利につながるような環境で進化してきたのです。
逆に深海魚は可視光線ですら識別することができません。
これは深海のような環境では光を識別できてもまったく意味がないから、光ではない別の情報(y例えば音など)を重視してきた結果でしょう。
色どころかそもそも光自体を見ていない生物もいるのですから、本当の色なんていう議論をすること自体が少し変に感じます。