荒らし等はやめてください・・・

「トーカちゃんなら、学校だよ」


「ふーん」


その後、静寂が訪れる。


“いつもなら、ここでササミが喋り出すのに”


と、ここにいる全員が感じた。


「……入見さん、私入り口の掃除してきますね」


「うん、お願いね」


静寂を破ったつもりか、この静寂から逃げたのか、雛実は店の外へと出ていく。

あなたは何もわかってなんかない。 私はあなたに人間になれと言っているわけじゃないわ ”


“ ……？”


“ あなたは私の 『あなたには、喰種になって欲しくないの』の言葉の意味がわかってないわ ”

私は……喰種

ササミは多分、昔の自分を探してるんだと思うんだ。過去にけりをつけるって言ってたらしいし

「カネキくんも、ササミちゃんも本当、どこに行ったのかしらね」


そう呟いたのはカヤ。

すみません、しばらく店を開けてしまって。トーカちゃんに話があって」


現れたのは……


「トーカちゃん、いますか？」


ササミだった。

僕も想像出来ませんでしたよ "

仕方ないじゃないか
私にとって彼は悲劇を共有した
唯一無二の人物
混濁とする意識の中で
思うのは彼の笑み
黒か白かこの笑みは
どちらだろう
どちらでもいい彼ならば