[青]久方の 月の都は 雲いづこ 張るやこころが 新緑のけふ[/青]
訳( 京都は雲ひとつない晴天で、新緑の今日は
心がはります。※修学旅行の思い出です)
技巧( 久方の→月の都の「月」を呼ぶための枕詞
月の都→京都を美しく表した言い方
けふ→今日と京の掛詞 )
トリップ付けました。
[青]いとゆかし かばかり愛す わが恋も 逢わでこの世を過ぐしてよとや[/青]
訳( あなたのことがもっと知りたいという、恋心も
あなたに逢わずして一生を過ごせと天は言うのですか)
技巧( 逢わでこの世を 過ぐしてよとや→百人一首から本歌取り)
>>2
"月の都"から当然想起される夜のイメージと
"新緑"という若々しい色のイメージが映えますね
しかし白昼のことを詠んだ句とは感じにくいかも知れない
"月の都"が(夜の)京都だと思っても"月"としての枕詞がかかってるから
>>6
感想ありがとうございます。
修学旅行だったので
白昼も夜もずっと京都にいたんです。
この句は人生初で詠んだ句なので
少し矛盾が生じてますね(^^)
[青]夏風の 雨にしみいる 関の声 のどかな山に 吾宿りけり[/青]
訳(のどかな山のわたしの家に雨の音と
ともに関所の声が聞こえてくるよ。)
背景(最近、梅雨や台風で、晴れる日があまりないですね。
油断していたら、まんまと夏風邪を引きました笑
そこで詠んだ句です)
技巧(夏風→夏風邪との掛詞
関の声→喉の痛みが強かったので 「咳」と掛けました
のどかな→喉との掛詞
掛詞のオンパレードですね!笑)
>>2の反歌
[青]つひのひな 来にし身なれど 野辺にをり みやびはるけし この新緑よし [/青]
訳(地の終わりのような田舎に来てしまい思いつめる私ではあるが
野原にいて都の美から遠ざかっていても
この身がはりつめるほど美もはりつめるような
ここの地の新緑はすばらしい )
技巧(「きにしみ」→「来にし身」と「気にしみ」の掛詞
「みやび」→「雅」と「身や美」の掛詞
「はるけし」→「遥けし」と「張る気し」の掛詞です )
キャスフィ本家でクリオさんから反歌をいただきました。
これからも、短歌投稿を続けますが
反歌などを詠んでいただけるとありがたいです。
*その時は、句の色を青にしないでください。
(誰が書いたのかわからなくなるので)
[青]空の青 染まずただよう 雲の白 いまかいまかと 夕暮れを待つ[/青]
訳(空の青さに染まれずに漂う雲はいまかいまかと
夕暮れを待っているようだよ。)
背景(クラスに馴染むことの出来ない孤立している子を思い
この句を詠みました。夕暮れは卒業を指しています。)
技巧( 空の青と雲の白は対句です。)
[青]新しき あまたの歌は あぢきなし 大和歌こそ いとをかしけれ[/青]
訳(新しいたくさんの歌は、あまりおもしろみがありません。
古き大和歌こそ、興味深いものです。)
感想( 現代語の短歌を勧められたので一句詠みました。
「あぢきなし」とは言っていますが完全否定ではありません。
自分的には、自然の美しさを技巧的に表した歌が
好きなので、古語の和歌の方が合ってるかもしれませんね。
ですが、せっかくの>>14さんからのおすすめなので
現代語にも挑戦してみます!)
[青]五月雨の 池水はふる 夏の夜 恋すといふ わが思いも[/青]
訳(梅雨で、池の水が溢れるように、わたしの恋心も
溢れてしまいそうですよ。)
背景(今回は、恋の歌を詠んでみました。台風も去り
比較的晴れの日が多くなり夏が始まっていますね。
夏は恋が盛んな季節…。そんなことを思いながら詠みました。)
技巧(夏の夜とあらわすことで、長く一途に愛している
ということを表現しました。 )
>>25
悲恋歌はその人の気持ちが染みてきますよね(^^)
昔の人は自然と自分を比べたりしていて
テクニックがありますよねぇ……
なれるまでは難しいです
自分も短歌初めてから一ヶ月ちょいなんで笑
[青]うつつにも 夢の中にも 見しがなし 乙女の姿 しばしとどめむ[/青]
訳(あなたの美しさは現実でも夢の中でも見たことがないよ。
あなたをしばらく留めておきたいものだ。
背景(女性への最上級の褒め言葉で詠んでみました
そんな人を見てみたいですね笑)
技巧(百人一首第12番の本歌取りです。)
[青]たかてらす 日が照る川は 美しき 夏の時めく 文月なりけり[/青]
訳(夏が栄える七月の川は日が反射していてきれいだなぁ)
背景(最近暑い日が続き、夏真っ盛りですね(^^)
そんなことを思い詠みました。
そういえば、夕焼けをこの頃みないですね〜。。
みたいわ!)
技巧(たかてらす→日を導く枕詞です)
[青]しあんたん 夏の夜空に 咲きたるや 美くしき花 ここだ愛しき[/青]
訳(夏の夜の空に咲くしあんたん[※ここでは花火のこと]は、まるで美しい花のようで、愛しく感じるものだよ)
背景(花火は、空高く打ち上げられ、決して捕まえることができません。愛しいものほど捕まえられないものです。)
>>30
せっかくなので反歌を
[青]たまゆらに 咲くやこの花 夏の夜 浮世の無常を 表しためり[/青]
訳(夏の夜の短い間に咲く花は、この世の無常を表しているようだよ)
背景(>>30の歌は、愛しいものを捕まえられないことを
詠まれているので、別の解釈で詠みました。)
さらに反歌を
[紫]蛙鳴き 川に浮かぶや しあんたん 満月の夜 雲照らしたり[/紫]
訳({夜は静かなので}蛙の声がよく聞こえる満月の夜の中、川に浮かんでいるしあんたんは{川に反射した月を}照らしているようだよ)
技巧(月→雲を照らす のと同時に 反射した月→しあんたんを照らす で掛けています)
背景(夏の夜から少し発展させて詠みました)
>>35
古語の短歌ならば「満月」ではなく「望月」とあらわします。
そして、若干文章がゴチャゴチャで何が言いたいのか
よくわかりません……。
[紫]しばかれて 喘がされるよ んんんんんっ たくさん喘いで んんんんんんんっ[/紫]
訳(しばかれて、犯されるものだなぁ)
技巧(一番最初の文字をとって並べると【しあんたん】になりますね)
>>1さん
続きは自由板でやられてはどうですか?
http://jeison.biz/casphy/bbs/?cate=free
ここだとIDも名前も匿名なので少々わかりにくいかなと思いまして。