法学面の話も興味深いけど
ここでいう殺してはいけないってのは近代国家の政治哲学というより
無政府状態も含めたあらゆる地域・時間軸において
「すべてを説明する原理」としての殺人の禁忌なんちゃうかな
ちなみにたびたび浮上してる論点っぽいけど
僕は「法律が定めたから禁止」っていう理由付けには妥当性がないと思う
法治国家に生まれたというだけで市民がすべての法を暗黙的に承諾してるっていうのは
多数派思想の人間に無制限の権限を与えることを少数派が(死票を入れた有権者だけでなく、たとえば思想を持たない乳児でさえ)事前に同意しているのと同義であって、これは契約の在り方として万全ではないから