葉っぱ天国で規制された男の独り言3

638名無しさん
2019-08-21 07:29:08
ID:V9wJHaIo

バリバストライドの煙たい都市の空気は、8月の陽光に炙られて一層息苦しく淀んでいた。
鋳鉄を削る耳障りな音を撒き散らしながら、貨物車が真横をすり抜けていった。
78番街のツヴァイハンダーストリートは閑散として、時化た面の警備員と、俯いて北叟笑み合う気味の悪い老人たちがいるのみだった。

名前:

メール欄:

内容:


文字色

File: