AIのべりすとアイドル専用スレッド

30名無しさん
2023-07-21 20:50:46
ID:a0VIBqyQ(sage)

「こんにちは」

「Tea Room 有栖」の扉をあけた吹雪は、自分としては大きな声で挨拶したつもりだった。しかし、店内はまだ薄暗く、全く人の気配がない。

「はやく来すぎちゃったかな…?」
吹雪は心細くなり、はやくも香織に会いたくなっていた。

「お前新人?」
急に横から聞こえてきた声にビクッと身を縮ませる吹雪。
吹雪がいるのは、入口すぐの会計カウンターの前である。もちろん、カウンターに人はいない。
しかし、よく見ると、会計カウンターの後ろの壁が少し変である。
 
吹雪はカウンターに手をつき、身を乗り出してその壁を凝視した。
 
「お前新人?」
また声がした。その声の方をよく見ると、壁と思われたものは壁ではなく、細かい目をした白く長い暖簾であった。目を凝らすと、暖簾の向こう側にある何かがうっすら見えた。

それは、腕で頭を支える「釈迦の入滅図」みたいなポーズで横たわる中年の女性であった。

「お前新人?」
女性は、釈迦入滅のポーズのまま、三度同じことを聞いた。
 
「あっ、はい! 今日からこちらで働かせていただくことになりました、吹雪と申します。よろしくお願いします!」
 

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