俺だ。

54白鳥
2023-11-23 10:39:09
ID:tuY8Sq72

>>51
人は無から何かを形成することはできない。
小説を読むのが好きな者には文章能力の高い者が多い。しかしそれは端的にモノマネをしているからではない。
本来であれば【言葉では言い表せない何か】が見事に言語化された文章というのは「こう言えばいいのか」と感心させされるんだよ。
己の言語世界の霧が一部晴れるわけだ。

こうして関心と感心を繰り返しながら「このときはこう言う」のパターンマッチをどんどん増やし己の言語世界のモヤをより鮮明に晴らしていく。
すると己の表現の引き出しがどんどん細分化され、次第には膨大な言語表現のネットワークが構築される。
するとある日、Aの小説とBの小説で覚えた表現を組み合わせて小説には無い出来事を己の意見で表現できるようになる。
これが文才を育むメカニズムだ。
今書いたその長文もこれまでの人生で色んなものを読み書きして無意識に影響を受けながら形成された作文能力で書いてるだけだが、それを今度は意図的にクオリティの高い領域でインプットアウトプットすればいいと言ってるだけだ。

やってることの根本的な道理は今までと変わらない。
自分が影響を受ける対象をより意識して選ぶ、ただこれだけだ。
なんとなくで友人や上司と喋ってきた連中は、その程度の領域で無意識に影響を受けているから、なんとなくの範囲でしか言語能力が育まれないんだよ。
そういうやつが書いた文章というのはたとえ正論であっても筋の通った意見であっても、こと喧嘩板においてはエンタメの観点から言えば存在価値のないクソだ。
なぜならそいつは、喧嘩板に限らずどこにでもいるようなやつだから。

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