そもそも私が社会人になったときの新人教育では、仕事仲間や関係者と一緒に酒を飲むのも仕事のうちで、飲み過ぎで肝炎を患ってこそ一人前の社会人だと教えられた。肝臓が悪くない間は半人前だと。
肝炎の罹患率の高さと平均寿命の短さのデータを新人研修で見せて「これが仕事熱心な証拠だ」とお偉方が自慢してた。まるで「名誉の戦死」を奨励するみたいに。
別にうちがブラックだったわけじゃなくてそういう風潮だったんだよね。
私は仕事のために命を削る気なんて無かったが。
今では百八十度変わって「健康に気をつけましょう」と言われるようになった。