欲望のままに生きることは望ましい
多分欲望を抑えて生きることが正しいことだと勝手に思い込んでいる奴は、窮屈なまま死んでいく
本当の人の生き方は欲望に抵抗することなく身を任せて死ぬことだと思う
思うに、どんな人間でも、この世の数ある正義のうちのひとつには必ず反している
だから世の中を悪人を批判して「自分は悪くない」というように自分を正当化する必要はないし、悪であることを恥じることもない
聖人が夢に描いたような善人はこの世にいないし、これから現れることもないだろう
虫も殺せない奴でさえ、何かの正義を殺してるのは間違いない
それは法にも顕著に現れている
誰であっても、何かしらの法を破っているというのに、それを知らないだけで善人としての特権を得た気になっている
非常に馬鹿馬鹿しく、それでいて重要な話だ
人の上に君臨することとは
人の気持ちを理解するのも、人のために自己を犠牲にするのも、リーダーとしては甘い
本当のリーダーは妥協も媚びもしない。ただ君臨することだけがリーダーの役目であり、ただ従うのが下僕や部下の役目
善人であり続けようとしなければ柵も生まれない。
善人とは空想。誰も完全に成り果てることの出来ない領域。ならば初めから目指す必要すらない。
善に魅了されるのは善が到達不可能なものだからだ。悪に魅了されるのは誰もが到達可能でありながら本当に到達しようとする者が少ないからだ。誰もが善になれないことを知りながら悪を恐れている
世の中の「善人」は例外なく生半可な善と悪を混濁させた半端な人間であり、それを褒め称えるのは全く無意味。
成長とは悪を知ることだと思う。悪を犠牲にして正義を騙る善人の凡愚なところは「悪」が尊重するものを勝手な正義感で破壊するところにある