やっぱりだ。やっぱり良いんだよこれが。
まるで文字が劇画タッチで描かれるハリソン・フォードみたいに躍動感を持った。
いやぁ、ただの一瞬だけ。
しかし生命ってのはただの一瞬だけの輝きを指すんだ。連続で輝いたりはしない。
世界は美しくないものが嫌いだから、そんな輝きは無いんだ。
異世界転生や…チート主人公の話…そんなもん、俺に依頼してくるなよな…。
俺はそういう…創作を侮辱するために小説家になったのではないんだし、夢を見せるために創作をやっているのでもないんだ。
安っぽい苦労しかしないハーレム系チート主人公になんて、何の魅力があるものか。いや無かろう。
そんなものは人間の否定 逃亡と敗北の正当化なんだ。
それは創作を侮辱している。きっと憎たらしいほどに 親を殺した仇のように軽蔑すべきものなんだ、そんなもんは。
小説の挿絵に重きを置くという姿勢に対して批判的な意見が見られる。
だがダメだね。そんなのは全然解ってないんだ。
小説には挿絵が必要だってことくらいは、自転車に乗れるようになるくらい自然に覚えなきゃならないものだし、大抵そう覚える。
文字とは食べ物のように味わってみるものだが、それに対して言うならば挿絵は水!水を欠かせるわけがないだろ!
ドライカレーを延々と…水も飲まずに食えるか!?食えるのはバケモノくらいだが…そもそもバケモノに見せる小説はない!
File:無題