艱難辛苦は思った───。俺は何でこんなにも悩んでるんだろうか。と。何処へ言っても災難が待ち構える。自分の帰る場所は何処なのだろうか。災難のせいで、小学4年生で家を追い出され、それからはもう街をさ迷い続けるだけだ。艱難辛苦が悩んでいたのは、自分が苦しむことではない。他の人を巻き込む事だった。艱難辛苦は心優しい青年だった。今までは。そこで彼は豹変する。キャスフィ、避難所で───────。