国土交通省は3日、東京23区と三鷹市、武蔵野市を営業区域とするタクシー事業者の運賃値上げを検討する見通しになったと明らかにした。
原油高や新型コロナウイルスの感染拡大などで、経営を取り巻く環境の厳しさが増したタクシー事業者からの申請が相次いだため。政府内の審査を経て、早ければ10月にも実施する可能性があるという。
昨年末から始まった値上げ申請により、3日までに申請したタクシー事業者の車両数は、23区などを営業区域とする事業者の総車両数の7割を超えた。申請が7割を超えた場合、運賃改定を検討することになっている。
申請の期限となる23日までに取り下げがなければ国交省は手続きを開始し、運賃の改定率を議論。物価問題関係閣僚会議の了承を経て認可する仕組み。認められれば都心のタクシー運賃としては、消費税増税時の対応を除くと、2007年以来の値上げとなる。
タクシー事業者は近年、キャッシュレス決済や脱炭素に対応する設備投資を迫られている上、ガソリン価格の高止まりや新型コロナ感染に伴う顧客の減少で打撃を受けている。値上げ申請の動きは各地で広がっており、岩手県や新潟県、北九州市でも審査が進んでいる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d8ef6518a796eb6b0ed5c2c378912179126d948d
自由板っぽいだろほら