【リスト】棒人間 駆逐済リスト(佐藤IN)

461もす◆nLjURvYDYs
2022-04-13 08:50:21
ID:Ea8WTwZ6

>>460

>ただ、その「自然さ」とか「仮設の実証」とかが何に担保されてるのかというと
>結局は科学自身によるトートロジーじみた定理付けなわけじゃん。

仮説の正当性は科学に担保されてるかもしれないが、仮説の実証に関しては理論のみでは成立せず、実験器具、装置などの「現実に存在するもの」に担保されるのではないのか?

理論が分からなくとも、坂に置いたビー玉が坂を下ればそれが正しいし、何の根拠もなく「いや、いつか上に昇っていくはずだ」などという仮説を立てるのはいくらなんでも不自然だろう。(もちろんそれも、100%否定することもできないが。)

>十分に宗教的だと思うけどな。

宗教的な部分なら確かにある。
数少ない実験で証明されたことを無条件に普遍的なものとして扱おうとするのは科学ならではのものだし、「科学的に~」という文言があるだけで無条件に信じてしまうならそれは立派な宗教かもしれない。

重要なのは、キリスト教やイスラム教という従来の宗教などとは明らかに異質な部分もあるという点だ。
宗教は人類を統一するために人間が作った道具だった。人間が作ったルールは絶対ではないため、集団が大きくなるにつれてルールに疑いをもつ者が現れ、集団のまとまりがなくなっていく。
集団を統一するには、ルールを「神が定めたもの」とし、全員に承認させる必要がある。人間の行動規範となるのが宗教だった。実際は神ではなく人間が作ったルールだけどな。

一方、科学に関しては人間が作ったものではない。現実(自然)という既に完成された秩序を人間が解読する営みだ。
人間を中心に置かない。その点で俺は科学を信用している。

>「それは非科学的だ」の一言で済ませてしまうこと自体、科学教における背信行為なんじゃないか?

別に死後の世界を非科学だとは断言しないし、非科学を認めること自体も科学に反していない。

ライプニッツの充足理由律。これは「物事は前後のいずれの方向でも、どこまでいっても説明できる」というものだが、これは科学の根本原理だ。
またこの原理は、人間の「物事を理由づける能力」にも当てはまる。この原理自体に反対しようにも理由を挙げる必要があるわけで、既にこの原理の妥当性を認めていることになるからな。
人間は科学を信じるようにできているのかもしれない。

そこで、唯一この原理が当てはまらない現象がある。それは「この世の始まり」だ。
「事実」がなぜあるのかは説明できない。世界の存在もまた「事実」。よって科学の手には負えない。非科学がこの世を創造したと言っても良いだろう。

科学者ってのは、自然に対して謙虚な者であるべきで、だからこそ神を信じる姿勢がある。
全てを理解したつもりになって「神は必要ない」などと宣う傲慢な態度こそ、科学の進歩を妨げる背信行為だろう。

>「生前と死後の差分をこのように解釈すれば、死後の世界が存在することを科学的に許容できる」

解釈とか言ってる時点で虚構だな。まあそんな消極的なアプローチなら科学的に許容はできるか。無意味だけど。

>いや、どうにかしろ(責任を持って仮説を立てろ)とか言ってるわけじゃなくて
>強制でも何でもなく、自発的に意見出そうぜ?って勧誘してるだけだよ。

どうしようもないことに自発的に意見を出そうとして何になるんだ。
そこはどうしようもない問題提起をした側に任せるしかないだろう。

>科学的に未解明な命題に関して「科学的に解明されるまではどうしようもない」という姿勢を取るのはめちゃくちゃ非科学的だと思うよ。

科学的に未解明というより言語的な問題なんだよなぁ。
それに「解明する方法」も科学によるものであり、それ自体は否定してるわけじゃないから別に非科学ではないだろう。
だからといって「科学的に不都合がないこと=科学に正しいこと」というわけでもない。不都合がないのは現時点での話だ。いわば仮説のような状態であり、解明する方法が確立したなら実証すれば良い。科学は進歩する。

>死後の世界について科学をベースにアプローチをかける場合、少なくとも科学的に成り立っていればそれでいいっていう意味。

どうすれば「死後の世界の存在が科学的に証明された」と判断すれば良いのか分からないから困ってるんだがな。
科学的にアプローチを仕掛けたとして、誰が「証明された」と判断する?死者か?じゃあ死者との交信手段を確立しないとな。じゃあその相手が死者だと誰が判断する?
無限回廊だな。

>電気信号という物理現象を介してイデアの観測を試みるってのは方法論として十分ありだと思うよ。

何かイデアを勘違いしていないか?現実世界のもととなっているのがイデアの世界であり、イデアの定義上、観測できるならそれはイデアではない。

例えば現実界で三角形を観測したとしても、それはイデアにおける正確無比な三角形を観測したわけではない。
観測可能な三角形といえば、黒板に描いた三角形、紙に印刷された三角形、画面に映された三角形などにすぎず、いずれにしても内角の和は正確な180°にはならない。角度を拡大すれば、凹凸や画素数による制限で誤差が生じるからだ。数学では誤差は許されない。
この誤差のある偽りの三角形、もっといえば単なるインクの点、チョークの粉、画素。こんなものをなぜ「三角形」と認識できるのかといえば、それはここが感覚界だからだ。光を介して感覚器官から入った視覚情報が脳へと伝えられ、脳がそれを三角形として処理するからだ。

「死後の世界」だって言葉の意味上、「死後の人間が見る世界」である。生きてる人間が観測できる時点で、それは死後の世界でも何でもない。現実に存在する脳が制作した映像を見ているだけ。
たとえ人間が一度死んでみて再び生き返った後、死んでいる間の世界を思い返すにしても、それは脳による捏造の可能性だってある。

脳は簡単に幻想を作り出す。
例えば、熱い物に触れれば人間は手を引っ込める。なぜ引っ込めたのかを訊けば、「熱いと感じたから手を引っ込めた」と答える。
だがこれは脊髄反射であり、感覚器官から入った刺激が脊髄でUターンして運動神経に伝えられ、筋肉を動かすというものだ。その経路に脳は含まれないため、無意識に筋肉を動かしたことになる。
だから、手を引っ込めた時点ではまだ「熱い」とは感じていないはずだ。それなのに「熱いと感じたから手を引っ込めた」と時系列を変更するのは、脳が幻想を作り出しているからだろう。
この話に限らない。一般的なヒューマンエラーもこの類いだ。

>脳を介してる時点で十分に物質的(物理的な表現で記述可能)だと思うんだけど。

死後の世界や輪廻転生を「存在するもの」と仮定すれば脳のみを介してることになるという話であって、実際に「存在しているものが脳を介している」なんて思っていないから、勘違いするなよ。

>脳波のパターンや活性化する部位によって心理状態を分類する手法は既に一定の科学的信頼性を得てるよな?

これに関しても、心理の存在を物質的に証明したことにはならない。そもそも物理的な表現で記述できるなら架空だと言ったはずだ。
魂の正体がプラズマだと判明したのならそれはプラズマであり、魂はイデアにしか存在しない架空の概念だ。

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