俺だ。

26白鳥
2023-11-13 02:17:54
ID:FFMqJdm6

>>25
2008年といえばガラケー時代。
喧嘩界は携帯サイトとPCサイトでザックリ二分されていて、余程の物好きでもない限りもう一方の領域に足を踏み入れることは殆どなかった。

PCサイトは論理学教室のような界隈で住人は主に中学生から大学生。
携帯サイトの住人も同じく多くの学生が往来していたが、大きく異なっていたのは集まってくる住人の質の傾向。
今でもPCから書き込むような学生はどちらかといえばマイノリティだろう。
当時、タイピングで苦もなく日常的に長文を引っ提げて喧嘩するような連中というのはインテリや口達者が大半だった。
それに対し、親に携帯電話を買ってもらったばかりの陰気な子供が自分の意見できる場を求めて最後に漂流してくるような場所が携帯サイトだった。
つまりPCサイトがインテリの集まりなら携帯サイトは低学歴の集まり。
やってることもPCサイトに憧れた出涸らしのクソ喧嘩で、語彙で殴るというより明らかに付け焼刃を持て余している印象。
もちろん、携帯電話というのは大人も使うので、それなりに知性や教養を備えた人種が集まる傾向のサイトもあった。
詰まらない人種は流行り廃りの波を越えられず、やがては魅力ある大人の集まりに周囲が影響されていく。

だから再定義される機会が何度か訪れた。
PC界隈と携帯界隈の違いはなんぞやと。

PCサイトは、こと言語の追及において他の追随を許さない。
論理ではなく、言語そのものを重視して自分の魅力を引き立てることに傾倒していた。
一方で、携帯サイトの大人軍団というのは社会がテーマで論理や言語の正当性は二の次だ。

先に縮小したのはPC界隈。
そりゃそうだ。
世の中について何も知らない子供が何か意見するときは決まって人生経験の浅い己自身を肯定してもらうときだ。
こと言語に対して誠実であるが、しかし遊び方はただその一つだけ。世間ではそれを揚げ足とりという。
人は話題があるから会話が絶えないし対話そのものが楽しくなるものだが、PCサイトのそれは言い換えれば容量の少ないゲーム。
一部の人間が先細りしていく界隈に一計を案じ、幾度か組織そのものを解体し選民意識を高めて再建を試みたにもかかわらず同じ悲劇を繰り返して順当に滅びていった哀れな世界よ。
頭のいいバカ共の典型的結末だな。

まとめると、
辞書で増やした語彙量で殴り合う世間知らずの集まりがPCサイト。
広く深く年の功で殴り合っていたのが携帯サイト。

前者が平成喧嘩塾、後者が部落だ。

もちろん、どちらが優れているという話ではない。
俺はどちらも好きだった。

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