天使は葉っぱ天国喧嘩板が閉鎖するはるか前からキャスフィ避難所に移住していたのかもしれない

そして、それまで喧嘩を通じてソクラテス的対話をより過激化させた形而上学的探究を行っていた天使は、キャスフィ避難所で「プッツン」してしまった。ちょうど、喧嘩を通じてカントの『判断力批判』をアップグレードしようとしていた俺がマスー君で「プッツン」してしまったのと同じように…

こう考えるのが自然ではないでしょうか？

一方、葉っぱ天国喧嘩板閉鎖後も、葉っぱへの愛着とキャス避民への遠慮から我々葉っぱ天国喧嘩民はしばらくの間どこにも定着することなく漂流していた。
インターネットワイドショー掲示板でしばらく美怜(まりあん)と二人きりで過ごした時期があったのだが、無人島に流れ着いた男女のようななんとも気まずい時間が流れていた。

そんな中、葉っぱ天国ラウンジ板で独り言をつぶやき続けていた喧嘩民がいた。空白(『　』)である。彼女のスレにぽつぽつと現れた喧嘩民を中心として、現在のキャスフィ避難所「もすの巣」につながるコミュニティが形成され、葉っぱ天国運営による「喧嘩民残党狩り」が拡大した「喧嘩師掃討作戦」が活発化するまでの一定期間、我々は濃厚な安寧のひとときを過ごすこととなるのである。