「喧嘩用語の基礎知識」編集部

142H.R.ギーギー
2022-02-07 16:18:17
ID:of4uhfLs(sage)

「いち万個のまんこ」

霧雨は何故、喧嘩サイトでナンパしようとするのであろうか?普通に考えれば、出会い系サイトや、もっと女の子が大勢いそうなサイトでナンパするのが合理的であろう。その答えを知るためには、彼の特殊な喧嘩思想を理解する必要がある。

通常、喧嘩師は喧嘩師と喧嘩をする。あくまで喧嘩の対象は人間なのである。それに対して、霧雨の喧嘩対象は“世界”である。ひとりひとりの喧嘩相手は、“世界”が寄越した使者にすぎない。そのため、時には喧嘩掲示板や、それより上位の掲示板群全体と喧嘩をすることもある。彼が時折、葉っぱ天国の中枢部にスレッドを立て、葉っぱ天国の運営者たちと喧嘩をするのは、そういうことである。葉っぱ天国の喧嘩師たちが霧雨を「荒らし」としか思えないのも無理はない。彼らにはそのような(対“世界”という)スケールの大きい喧嘩が存在するなど思いもよらないのだ。

そんな霧雨にとって、女の子は“世界の分泌物”である。“世界の表面にできたニキビから垂れて来る甘い汁”と言い換えてもよいかもしれない。彼は“世界との戦い”の中でしばしばそれを舐めとってきた。「他の人は何故、舐めないのだろう?」「この“汁”は僕にだけ見えているのか?」そんなことを中学生の頃から一万回も繰り返してきた霧雨は、独自の喧嘩思想に到達するに至る。

すなわち、霧雨にとって喧嘩とは即ちセックスであり、セックスとはこれ即ち喧嘩なのである。そしてその到達点は、「文字喧嘩の会話の流れで現実の女性とセックスすること」である。それこそ、霧雨が夢見る“世界への勝利”であり、その時、霧雨は青白いザーメンが垂れてくるその女性のまんこの空洞の肉壁に、「いち万個のまんこ」が隙間なく展開してこっちを見ているのを幻視するのである。

名前:

メール欄:

内容:


文字色

File: