「勝っちり」
伝統的な解釈では、「勝った」という勝利宣言とフグを主役とした鍋「てっちり」の合成語として文字喧嘩黎明期から使用されてきたとされている。
「てっちり」と呼ぶのは大阪の人間が多く、フグを使った鍋のことをいわゆる大阪弁で「てっちり」と呼ぶのです。全国的には、「ふぐちり」や「ふぐ鍋」と呼ばれています。
フグ食禁止令が出されていた江戸時代のころに、大きな声でフグを食べようということができず、隠語として「てっちり」がうまれたそうです。
その語源は、フグは強烈な毒をもっており、それに”あたると死んでしまう”ことから、「鉄砲」と呼ばれていました。また、昆布だしや熱湯で煮ながらポン酢や醤油に薬味を加えて食べる鍋のことを「ちり」といい、「鉄砲のチリ」から、「てっちり」になったといわれています。
ただ最近の研究では、使われ出したのはここ数年で、アメリカのミクスチャー・ロックバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」の略称「レッチリ」との合成語である可能性が非情に高いとのことである。
だが、いずれにせよ意味不明であり、語の使用者・解釈者・研究者の全員が錯乱していると考えるのが最も合理的であると思われる。