全宇宙は一つの巨大な意志の多い表象だ。我々は皆、一見するとそれぞれに意志があるように思うが、それらはこの宇宙意志の構成要素に過ぎない。
また、物質世界に備わった性質、例えば重力や、物体の不可入性さえも、宇宙意志の構成要素である。
そして意志は基本的に苦痛だ。意志というものは常に、欲求不満で惨めか、飽き足りてうんざりしているかしかない。
苦痛を脱するには、意志を消し去り、それによって仏教の「涅槃の境地」に入るしかない。
人生には何ら目的やゴールはない。無限に欲望が生じてきて、それを満たそうとするだけ。そして欲望こそが諸悪の根源である。不幸のもとである。
そこで、「禁欲」が必要となる。意志することを中止し、自分の意思が何かに執着しないよう、ありとあらゆる事物に対して「無関心」を自己の内面に確立するのだ。
ライプニッツは、「この現実世界こそがあらゆる可能な世界の中でも最善な世界だ」などとオプティミズムを唱えたが、俺はこの現実世界こそ、あらゆる可能世界の中でも最悪だと考える。
ヘンリー8世の6人の妻たち
奥さんに関しては、
1人目のキャサリン・オブ・アラゴンは元・兄の奥さん。
お兄さんが早くに亡くなり、ヘンリー8世が彼女をむかえることになりました。
しかし、ヘンリー8世は気に入らず離婚。
2人目の妻がアン・ブーリン。
相思相愛。
だったのですが、男の子が生まれません。
するとアン・ブーリンに“スキャンダル”が突然発覚し、刑死。
3人目がジェーン・シーモア。
彼女は息子エドワード6世を産んですぐに亡くなってしまいました。
4人目がアン・オブ・クレーヴズ。
「見せられた肖像画と似てなさすぎる」として結婚後すぐに離婚をせまられます。
5人目はキャサリン・ハワード。
スキャンダルが発覚して刑死です。
6人目がキャサリン・パー。
彼女にも“絶体絶命のピンチ”がありましたが、なんとかヘンリー8世の死後まで生き延びました。