最近だと、在野の哲学者(独立哲学者)と大学の哲学者(講壇哲学者)のツイッター上における喧嘩かな
永井均など大物哲学者も巻き込み、さらに同時期に勃発した仏教学での喧嘩とも絡んでなかなか面白かった
【概要】
独立研究者・谷口一平氏の日本大学哲学会『精神科学』への投稿論文がリジェクトされた。
そこで谷口氏は査読過程、及び匿名査読者2名の査読コメントに疑義を投げかけるツイートを連投した。
このツイートを火種として、トランスジェンダーの問題にまつわる党派的な争いが起きた。
昔は、講壇哲学は「象牙の塔」と呼ばれ、世間を超越した観念的な形而上学などを展開していたが、昨今はむしろ逆で、講壇哲学の方がジェンダー問題などの政治的党派的問題を扱い、ポリコレ的正義ありきの政治色の強い研究が行われている。
これに対して、在野の「独立研究者」が一石を投じた形である。
【日本大学哲学会『精神科学』へ投稿した「「マイナス内包」としての性自認の構成 (Gender as Irifuji’s Minus-Intensions)」を不採用とした課程への疑義】
https://togetter.com/li/2282063
【谷口一平「「マイナス内包」としての性自認の構成」&査読コメント を検証する】
https://holysen.hatenablog.com/entry/2024/01/17/222112
【哲学と仏教学における論文リジェクトとアカハラなど/歴史的人物像と神話的人物像】
https://note.com/kous37/n/n0a9cdb26cb88
哲学、仏教学、いずれの場合も在野側の人物の方がキャラが立ってて、完全に喧嘩師。
これに対して、大学(アカデミズム)の側はたいした反論ができず、せいぜい「サタン」よばわりなどレッテル貼りに終始していて押し負けてる。