詭弁論破part 1. ~知性ある人いる?~

69天使◆w13SR5tpU.
2018-07-22 15:05:54
ID:pXsO/F5Y

Aの主張は間違いではないけれど不十分。そんなところじゃないのかな。
医療福祉の水準が高い国と低い国とでは、それ以外の条件が揃っているのなら前者こそが死亡率は低くくなります。
けれど、死亡率というのは何も医療福祉の発展具合だけに左右されるものではなく、例えば戦争状況にあるとか疫病がはびこるとか少子高齢化社会であるとか様々な諸要素によって左右されるわけです。
なので、医療福祉が発展している国は発展途上の国よりも必ず死亡率が低いのかといえばそれは間違いですし、かといって医療福祉の発展が死亡率の引き下げに一役買っているのもまた事実です。
ですから、Aの発言は間違いではないけれど不十分だというところですかね。

しかしAの発言は視点をずらせば正当性を帯びてきます。
Bの反論がS国とP国を比較しているから、あとに続く皆も”他国との比較”という視点で論をつないでいるけれど、別に比較する必要はないと思うのです。
例えばP国の医療福祉が明日から一気に世界第一線程度の高水準になれば、死亡率を引き下げる事ができるでしょう。逆にP国の医療福祉が明日から一気に30年前の水準に下がると死亡率は間違いなく上昇します。ここ30年来の技術によって生きている人がこぞってなくなるわけですからね。
つまりAさんの主張というのは別に他国との比較を必要とするものではなく、自国だけにとどめて考えることができるわけであり、そうなれば医療福祉の発展が死亡率を引き下げることに繋がるという主張は正しいと考えられます。
こうなると、Bは本来他国との比較が必要じゃなかった事物に対し、あえて比較という手法を持ち出すことでAの主張の正当性を崩しにかかった。
これこそが詭弁といえる手口だと解釈することも可能だと思います。
以上。

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