A1:「身長が高いほど、体重が重いという傾向がある。(もちろんそうでないこともある)」
B1:「相撲部の例外もあるし、その傾向は必ずしも成立しないのではないか。」
A2:「例外があるのは当然。君の発言は、否定を含む反論には、なってないよ。」
B2:「否定になっているよ。辞書にはある命題の主語と述語の関係を承認しないという意味があるからな。」
A3:「命題の主語と述語の関係が不成立だという意味での否定にはなっていないね。」
A4:「その意味での否定にするなら、その傾向が存在しないことを言わないといけないね。」
解説:
東京都の20代から選びだせば、
身長が高いほど、体重が重いという傾向がある。
一方、「身長の二乗と体重の積が一定」の集団から選びだせば、
身長が低いほど、体重が重いという傾向がある。
このように傾向というのは対象によって変わるわけです。
つまり、今回は傾向に関する対象が明示されていないので、
集団を明示したうえで傾向が成立するかどうかを
勝負の分かれ目にはできないはず。
よって、否定になっているかどうかが最重要なはずです。
その上で、A2の発言に注目すべきです。
A3,A4での主張から「傾向がある」の否定が
「傾向が存在しない」となってしまいます。
*ここで注意が必要なのは、A1の発言は非常にずるいということです。
A4が通れば、A1の意味は、「身長が高いほど、体重が重いという傾向がなりたつ集団が存在する」ということになってしまいます。
(何がずるいかわかった人は喧嘩上級でしょう。)
[大]ここで問題: さて、どちらの勝ちとすべきでしょうか。 [/大]
*本スレで、私はまともな者とは喧嘩として争うつもりはありません。
できるだけ集合や論理の考え方を吸収してもらえたらと思います。
*当問題は、
http://jeison.biz/casphy/bbs/read.php?cate=kenka2&mode=list&no=8529&res=150
http://jeison.biz/casphy/bbs/read.php?cate=kenka2&mode=list&no=8529&res=168
から影響を受けています。