この問題を出して良かったと思ったのは、
このキャスフィでは、まとなほうであるCですら、
よく分かっていないということ。
現況、ほとんどの人はCの主張と同様なことを感じるだろうなと思っていた。
それは、 A:身長が低い「ほど」、体重が重い傾向がある。
だったら、Aがアホのように見えることだ。
しかし、これは統計をすこし勉強すれば違った風に見えてくる。
簡単に言えば、身長が低い「ほど」、体重が重い傾向があるような集団を構成できるということだ。
Cの「ナニが通例でナニが例外なのだろうね」という疑問は、対象とする集団を明示せよということで片付くのだ。
このように、一見おかしいなと思えることでも、論理はそれを前に進める手助けをしてくれる。
さて、この問題の本筋は、否定について述べている部分であり、
辞書喧嘩や詭弁についての根本的な理解の助けになると思う。