―<IPS細胞で肝臓移植へ>―世界初シリーズ―――――――――――――――――――――――――――
横浜市立大学の研究チームが、人のIPS細胞から直径約0.1㎜程度の“ミニ肝臓”を、
一度に大量に製造することに成功した。
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現時点で、このミニ肝臓を2万個作ることに成功しています。
このミニ肝臓を、肝不全のマウスに移植したところ、症状が大幅に改善された事が確認されました。
今後は2019年度を目途に、重い肝臓病の赤ちゃんにミニ肝臓を移植することを目指しているとされています。
この肝臓というのは、再生する臓器ですので、ある程度正常な細胞があれば、自然に再生してくれます。
赤ちゃんの場合は小さい体なので、なかなか手術が難しいという問題もありましたが、
このミニ肝臓を使えば、大きさは関係なしに手術が行えますので、
今後手術が成功するようになっていくんじゃないでしょうか。
また、研究が進んでいけば、大人にあったサイズの肝臓が作り出せるはずなので
こちらも成功例が増えるようになっていくでしょう。
こういったIPS細胞を使った医療技術は、研究が進めば進むほど
病気で苦しんでいる多くの国民の皆様が救われる事になりますので
日本政府には、しっかりとIPS細胞の研究に対して支援を行い、
また、今後IPS細胞を使った治療に対しても、実際に治療を必要とする患者さんに対しても
支援を行うように御願い致します。