みんなでリレー小説しようぜ 2

184ポップコーンお兄さん@副長◆9Kg3jnYYfs
2016-12-08 22:12:44
ID:Tp66rQwo

アポピスが光る剣先を窮奇へ向ける。

奴は暫くそれを呆然と眺めていたが、やがて目付きが鋭いものへと変わった。

「ははは!!面白い芸アル!!でも、すぐにお前を血塗れにしてやるネ」

「それは、こちとて同じことだ」

アポピスが疾風の如く斬りかかった。

窮奇はそれを軽くかわして、アポピスの喉元へ突き入る。

しかし、奴の手刀はアポピスの手の中にあった。

「甘いな。その程度の動きで私の命を奪えると思っているのか」

「ふん!!ほざいてられるのも今のうちネ」

窮奇はアポピスの手から自分の手を引き抜き、後ろへ跳んで間合いをとった。

「今のは準備運動ネ。ここからが本番アルヨ」

奴はそう言うと、両手を前へと伸ばし、何やら呪文のようなものを唱え始めた。

「肉体強化か。そんな子供騙しでは私は倒せない」

「ふふ···まあ見てろネ」

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