最近消えたコテハン

412hydrogen
2017-12-10 15:40:52
ID:yM782E7A

俺は、顕在的または潜在的な目標があるときに、それを達成できなければ、意識的または、無意識的なストレスを感じるので、それが集中力の低下を招く(ストレスはウィルパワーを削ぐ典型例)のではないか、という考察をしたが、アメリカ人はこれを一切否定できていない。

「何かをしなくては」とか、「何かをやろう」という目標を複数持つことはマルチタスクであり、マルチタスクをしているときには顕在的・潜在的関係なく、ストレスを感じ、作業効率が著しく低下する。例えば、スマホをいじりながら歩いているときなど。「歩くこと」と「スマホをする」目標、両者は顕在的なものではないが、それでもやはり、ストレスを感じるようだ。

ちなみに、一度目標として掲げたが、達成できなかったことはより強く顕在的・潜在的記憶に残る。それらの目標が、自分の中に散財している以上、意識的・無意識的な選択肢が増えたと言っても良いだろう。
選択肢が増えるということはその分迷いを生み、意志の決定性を表すウィルパワーに多分な影響を与えるだろう。(それに、ウィルパワーを削減するものの一つに、余計な選択肢が増えること、とある。一応だが、「ストレス」や「目標を掲げたが達成できなかったこと」なども、独立してウィルパワーを減少させる習慣として取り上げられている。)

そういう意味でも、「何かをしなくては」、という気持ちを記憶に残したままだと集中力が下がっていく、という意見は、当レスの最初に示した俺の考察通りになるだろう。
この考察が否定されず、こちらが最初から想定していた例外(回復薬、解毒薬)を持ち出されたところで、ウィルパワーだけが集中力を決定するなどと思っていないので、「自説が崩れた」など言語道断。

以下に念の為、マルチタスクとストレスの関連性を紹介しておく

以下引用
“マルチタスクによって生じる精神的なダメージが専門家から指摘されているわけですが、マルチタスクによる肉体的ダメージについて調べた人もいます。国立衛生研究所認知神経科学のJordan Grafman局長がfMRIを使用して「マルチタスク中の脳」の調査を行ったところ、マルチタスク中にタスクをスイッチするときに、前頭葉の一番前方にある前頭極と呼ばれる部分への血流の増加が確認されました。血流が増加していることは、前頭極がいつも以上に活動しており、負担がかかっているということ。「前頭極は、脳において最も不可解な部分である」とGrafman局長は指摘しています。

マルチタスク中の脳を調べた研究は他にもあり、ヴァンタービルト大学の心理学者René Marois氏の調査によれば、脳が複数の刺激に対して直ちに反応しなければならない場合、脳はどの刺激、つまりどのタスクを選択するかに時間がかかってしまうため、結果的に作業スピードは遅くなってしまうことが証明されています。別の学者によれば、マルチタスクによってストレスに関するホルモンやアドレナリンが分泌されることがわかっており、これらの成分を適切にコントロールできなければ、健康問題を引き起こしたり、短期記憶の損傷の原因となり得るそうです。”
引用終わり

by gigazin.net

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