※1 Bが過去に自分の罪について、無実/有罪のどちらかを言明しているとする。
※2 Aは合理的に判断するものとする。
Ⅰ A、B共に嘘つきじゃない場合・・・Cが嘘をついてしまったことになる。ということは、Dは嘘をついていない。よって、いいえと答えた時に無実になる。
Ⅱ Bが嘘つきでない、かつAが嘘つきの場合・・・Aは有罪だと判断していることになるが、Ⅰの場合と同じく、Cが嘘をついていることになり、BはDが嘘をついていないと正直に言うことしかできないので、合理的には有罪だと判断できないため、この場合は違う。
Ⅲ Aが嘘つきでない、かつBが嘘つきの場合・・・Bが自分の罪を告白するときに嘘になり、さらにCの発言を嘘扱いするのは、Bが無罪なのに自分の有罪を主張するときである。ということは、嘘をついているのはDになる。よって、いいえと答えたとき、無罪となる。
Ⅳ A、B共に嘘つきの場合・・・Ⅲの場合と同様に、Bが嘘をつけば、本来Bは無罪のはず。しかし、Aは有罪だと判断していることになるので、この場合も違う。
したがって、いいえと答えたときに、Aから無実判決を受け渡される。
こんなもんか?