最低限の理性ある人限定

30C◆grFikwy8q6
2018-06-27 20:10:26
ID:trbpQcw6

この場合は感情移入というよりはリアリティという表現のほうが近いかな
リアリティの問題は確かにある

在りがちなオカルトテーマとしては「この世界は全てシミュレーションされた架空の世界である」とかかな?
我々がいま見て聞いて触れて感じているこの世界はヴァーチャルな虚偽のモノだとする仮説で
いま巷で流行りつつあるVR空間や、それこそ映画マトリックスのような世界を想像すれば少しは親しみも沸くだろうか

その辺の平凡な人物が、マトリックスに感化されて「本当にそうだったらどうする?ヤバくね?」とか言う程度なら何のリアリティもない単なるオカルトテーマではあるんだけど
実はこの仮説ってオックスフォード大学や著名な理論物理学者などの由緒正しいガチの有識者がマジメに語り合ったりしてるんだよね
「信じがたい仮説ではあるが、色んな面で説明がつくし、否定しきれない」という科学的根拠はかなりの数出ている

素人が「もしそうだったらヤバくね?」って言ってるだけだとオカルトなんだけど
ちゃんと知識で武装したヤツがそこに介入してくると「えっ嘘だろ?・・・マジなのか?」ってなるわけ

そこにある違いといえば、結局は提示されるデータの量や質の問題、それって即ち説得力の問題なんだよね
データの量や質、あるいは他の何らかの説得力によってリアリティ(きみの言う感情移入度)は増すわけさ


だから、オカルトテーマの是非を問うにあたっては

①語り手が十分な量と質のデータ(あるいは何かしらの説得力)を備えたうえでリアリティを感じさせる主張が出来ているかどうか
②「ただのオカルトじゃん」と一蹴する聞き手は、そもそも場に出ているデータを理解するだけの教養を持っているのか

この2つが問われるわけ
語り手が十分なリアリティを出せていないのであれば「無理して難易度の高いテーマで語ろうとするなよ、力不足だよ」となるし
知識のある人から見ればマトモな議論なのに聞き手の理解力が足りないからオカルトに思えてしまっているだけなのであれば「無知が背伸びして会話に混ざろうとするなよ」となるわけ

俺は何も<俺と話合わねぇからコイツは陰キャ!>とか言いたいわけじゃなくて、この②について言ってるんだわ
その議論がオカルトだと思った、そして「何言ってんだ?バカじゃねぇの?単なるオカルトじゃん」と見下すのであれば
まずは自分の理解力に不足はないことを示す必要があるよな、ってことだよ
下らねぇオカルトだと指摘する前に、「自分が無知で理解できずオカルト議論に思えてしまっているだけという可能性」をしっかり否定する必要があるだろう、そのうえで見下せよ、ってことだよ


マァきみの言うように突拍子も無さすぎるって場合も当然あるわな
今回は例としてオックスフォードだとか物理学者だとか挙げたけど、高レベルな知識武装しなきゃ「突拍子もないテーマでマトモな議論」なんて出来ないよ

ただ、「完全なる超オカルトテーマ」はそれこそ学者の領分だけど「微妙にオカルトっぽさのある奇抜なテーマ」だったら少し教養のある一般人なら十分語り合えると思うぞ
そしてその過程では「白を黒に塗り替える」ってのも往々にして起こり得るはずだ

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