鳩「年齢は?」
米「どうでもいい」
鳩「満足できる」
米「相手が嘘ついてたら満足できないでしょ」
鳩「嘘を言っても満足できる」
米「実年齢を知りたいんだろ嘘なら誤認だろ」
鳩「誤認でも満足できる」
簡単にすればこんなやり取り。
この場合、問題は嘘を付いていたら誤認になるかと言える。
嘘というのは内心の意思と表示の意思が一致しない事になる。これは民法93条が適用される事になる。
第九三条 意思表示は、表意者がその真意ではないことを知ってしたときであっても、そのためにその効力を妨げられない。ただし、相手方が表意者の真意を知り、または知ることができたときは、その意思表示は、無効とする。
表意者(米)が30歳と表示し、米が真意では無いことを知っていたとしても、30歳という表示の効果は妨げられない、つまり有効だと言う事です。
但し書きによると、相手方(鳩)が真意を知っていたか、又は知る事が出来た時は30歳は無効になります。
鳩は30歳が嘘であると知らないので、米が後から嘘だと示しても無効にはなりません。
よって鳩は満足する事になります。よって鳩は合理です。
ところで嘘を表示する行為は、真実でない事を知っていたので悪意者となります。嘘でもって自分の利益のため誘導したのだから、背信的悪意者です。法律ではこのような人は保護しません。
また、嘘が有効だとしたら相手方の嘘も有効になり、いつまでも話が進まず無秩序となります。このような方法による試合は混乱させるだけであり、是と出来ません。
喧嘩とは相手の言い分を受け止め、さらに上回る反論をするのが醍醐味であると考えるので、言い分を後から無くすような行為は、相手方はもとより、判定人やギャラリーに対する裏切りとも言えるでしょう。
喧嘩とは最低限の信用があって然るべきであり、アメリカ人の態度はそれに反すると思います。
アメリカ人は場外でも嘘を付いているようなので、自身への信用失墜行為が甚だしいと思います。野良試合を希望していたようですが、試合内容を見る限り、野良試合しか出来ないように思います。