>>36
扉を開ける前、ルミナが問う。
「恐らくですが……此処は非常に危険度が高い。当然扉には施錠が施されていると考えるべきです。ファレルさん、貴方は依頼を預かってきたと仰っていましたが、鍵などはお持ちでしょうか?また、出現する魔物を把握していらっしゃるのなら、その特徴や警戒すべき点もご教授願いたい。」
「勿論、鍵はここに。」
隊員記録にてこの人は物質を「読み古し要らなくなった本同然」に…つまり「鍵」が要らない状態にできるはず…何故鍵なんて持ってるか訊く必要が?裏切って閉じ込めようとしている……とでも思われているのか?
「…魔物については種類が増えすぎているのです。」
「今や何千通りにも及ぶでしょう。文字通りの雑魚もいれば強靭なものもいる。」
「いえ、殆ど強靭なタイプのものしかいない。」
「おまけに半数以上は魔法を使う。警戒すべきなのは「暗い」…ということでしょう。中には奇襲してくる魔物もいます。」
「何故…そうなるまで気づくことができなかった?」
Jは純粋に疑問に思ったのだろう。私も前までは、いや今も疑問に思っている、原因はわかっていない。
「唐突過ぎた、というべきでしょうか。」
「それまで兵で倒せばよかった魔物…ですが、数も増え、やがて兵では敵わなくなったのです。」
そろそろ刻が来る。
「!……来ますよ、奴等が。」
気配を感じた私は言う。
フェンスを開けると空気が変わった
なんだか・・・前の怪物より強くなっている
「!……来ますよ、奴等が。」
誰かが言ったと途端に
「うががががががががががががががががが!!!!!!!!!!!!」
ミ「なにゃにゃにゃにゃ!?」
ネ「驚きすぎ・・・行くよ! ミラエル」
ム「お姉様も行くよ!」
レ「ええ!」
怪物は私たちに容赦なく襲ってくるが、一瞬で雑魚は片付いてしまった
ム「これぐらい余裕です」