この誘導員、ぶっきらぼうたが話のわかる
野郎で気に入ったから、次の日も行ってやった。
例の誘導員が満面の笑みでこっちどーぞっっつって大きく手を振って近づいてきた。
オレはココロの中で「野郎、VIPCAR来たからって今日も張り切ってやがんな」っつって思ったら、
オレじゃなくて一台先のカタツムリを誘導してた。
オレ 「野郎人気者だから忙しいんだな 待ってやるからしっかりカタツムリさん誘導してやれや」
っつって5時間位待ってたが、一向にオレの誘導が始まらない。
いっちょ気合いかけたろかっつってビトンのサングラスはめて
金メッキのネックレス鼻にはめて
犬ジャージダッシュボードに敷いて
ビトンのカバン頭に乗っけて
慌てて刺青シール貼ってから
オレ 「オイっ！いつまでまたせるんやっ！暇人ちゃうんやでっ！ケツモチ呼ぶぞっ！」
っつったら、誘導員カタツムリの誘導に夢中で完全スルー。
野郎オレが土方だからってなめてやがんなっつって思いっきり吹かしたら出口に案内されて道端のゴミ集積所に誘導された。
オレは照れながら案内されたゴミ集積所にアタマから突っ込んでやったわ。
オレ「おめーいいヤツだな 五時間待った甲斐あったわ」っつったら、誘導員トカゲの誘導に夢中で完全スルー。
オレ 「気に入ったからまたきてやんよ」
っつったら誘導員「フラフラしてねーで最初からココ停めろやっ！」っつってブン殴られた。

何より俺が誘導員に慕われてる証拠