江戸末期の黒船の脅威を知っている薩長派や民権派の影響力が徐々に薄れていって”勝った戦争”しか知らない世代が軍部を牛耳るようになったのが悲劇かもしれない
>>9の続き
どうして桂の経歴が問題視されたのか
天皇に関わる宮中の職と政府の職は憲法上分けなければならない
これは宮中府中の別と呼ばれ明治大正の立憲政治においては徹底されていた
桂の首相就任はまさにこれを破るものである、として政党は桂内閣を総攻撃した
立憲国民党の犬養毅、立憲政友会の尾崎幸雄らを中心として憲政擁護を掲げた政治運動が始まった
これが第一次護憲運動である
一方、長州閥重鎮の桂も黙っているわけじゃない
政党に対抗するべく自派官僚らを集めて新党の結成を計画
しかしこの策は失敗、桂内閣はわずか二か月で退陣(桂はこの後急死・・・)
新党計画は桂の死後に実現し立憲同志会が結成された
混乱する政治の中、元老は穏健派の内閣を画策
戦前日本では混乱を収めるときに出てくるのが大抵海軍の連中
今回も薩摩閥の大重鎮で海軍大将山本権兵衛に組閣の大命が下る
山本内閣は立憲政友会を味方につけて政党派政策を実施
特に軍部大臣現役武官制の削除と文官任用令の改正が大きい
当時政党員が高級官僚になることはできなかったのだが、文官任用例の改正によって政党側の人間がより政治に近づきやすくなったのである
国民からの人気もあった山本内閣であったがジーメンス事件によって海軍への不信感が強まり総辞職することになる・・・
>>15
軍部と一言に言ってもいろんな派閥があるよ
特に陸軍は派閥同士で殺し合いの喧嘩するぐらいだから賢いとは言えない
宇垣一成や桂太郎みたいな大局観がある人がもっと多ければよかったんだけどね
それに陸軍の声一つで内閣を潰すことができたという点は明治憲法の最大の欠陥だったと思う
昭和維新って盛り上がってたの皇統派だけでしょw
てか現に陸軍の何人かは刺されてるか撃たれてるしね
はっきり言って皇統派は共産主義者とほとんどやってること変わらない
昭和維新も天皇が上に居ることさえ除けば共産革命とまったく同じ
>19
陸軍将校が親政の復活のため武装蜂起したけど皇道派や陛下の心を掴まえることができずやられた。
226は大規模だったけどね
陸相や警視庁がやられたし
>>22
ちがわんよ 私有財産の否定という主張をしてる時点で半分共産主義
北一輝の主張はGHQとレーニンを足して二で割ったようなもの
http://www.geocities.jp/osaka_multitude_p/gakushuu_bunken/kitaikki/nihonkaizouhouantaikou.html
どう見ても革命論なんだよなあ・・・
当時からしたらものすごく進歩的だけどね
財閥解体・農地改革・華族制廃止・国民による天皇像・男女平等・人権尊重なんて日本国憲法の精神に近い面もある
>>27
なら北一輝も共産主義になるんですがw
北一輝の天皇思想はGHQが目指した象徴天皇制にかなり近い思想だよ
財閥解体・皇室削減・華族制廃止・農地改革など後にGHQが行う民主化政策を大正初期の時点で主張していたという
たぶんこの人は天才だったんだ・・・
皇道派の連中に担ぎ上げられたことが運の尽き
>>30
それを北一輝がまんま主張してるんだけどね
日本改造法案大綱一度読んでみるといいよwマジですごいから
日本国憲法の80%近くの内容が含まれてるから