AIのべりすと実験スレッド

179名無しさん
2023-07-19 03:33:33
ID:De1A5DvM

キバタンは時折、冠を上のほうに伸ばし、三枝に分かれたレモン色のその羽はなかなか見事でした。ジェッジェッと鳴くその声は見境もなく吠える小型犬を思わせ、私は一瞬怯んだのですが、でも大きな頭の形が好きですよ。流線形がとてもキレイだと思いました。

キバタンを肩にのせたおじさんは常に遠い目をしていました。誰か大切な人を亡くしてああして自分を慰めてるのかもしれないなあ、と思いました。

「本当の淋しさを知っている者だけが本当の幸せを手にするんだよ」

香織さんに言われた言葉が甦ってきました。糊のきいた清潔な白いシーツの中で、香織さんは私を抱きしめてくれたのでした。ブーンとかすかに音をたてる空調。乾燥した暖かな空気。先端を湿らせた黒いペニスバンドだけが、場違いな感じで床に放り出されていました。

その日、私は発狂してるシーンが見たいばっかりに、図書館で『太陽と月に背いて』という映画を見たのでした。ランボーとヴェルレーヌの男色っぷりも見ものでしたが、そんな桃色の興味だけでは済まされない。ヴェルレーヌが刑務所から帰ってきて吐いた台詞、「精神よりも肉体を愛す」って、なーんでそうなるの?私はひとり体を震わせながら香織さんの部屋へと向かったのでした。

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