【これまでのあらすじ】
亜空間遍在幕府の役人に雇用され、地球に派遣された形而上学探偵であるよしおは、地球に住むオネエの隆子に接近し、地球で局地的に起こっているループ現象の謎を解くために、彼女の「魂」と対話をすることに決めた。この間、肉体的に(物理的な客観世界において)はホテルに誘い出し強引にレイプしているのであるが(よしおには地球人の常識がないので、最もてっとりばやい方法を選んだのである)、その間にも精神世界においては別の風景が展開していた。
「隆子さん、地球で起こっているループ現象について何か知っていますか?」とよしおは聞いた。
「ああ、あの現象ね。私も最近、何かがおかしいと感じていたの。でも、それが何なのかはわからないわ。」隆子は答えた。
「そうですか。私たちは、この現象を解明するために、形而上学的な対話を通じて探求することにしましょう。」よしおは言った。
そして、よしおと隆子は、地球の様々な場所でループ現象が起こっていることを確認しながら、哲学的な対話を続けた。
「現象が起こるのは、どうしてだと思いますか?」よしおは聞いた。
「私は、それが何かしらの意図的な行為によって引き起こされているのではないかと思うわ。」隆子は答えた。
「でも、それが何者によるものなのか、それを行う目的は何なのか、それはわかりません。」よしおは言った。