シュタインvsカジティブ

3カジティブ
2022-05-15 01:18:22
ID:.yhwvyqE

※シュタインの返信
【前置き】

 大前提として、テンポやら何やらが相互作用する口頭において、誰もが納得し得るような十全な説明を終始一貫するのは夢物語だ。いちいち大した掘り下げもできていない発言に曖昧模糊とした文章で突っ掛かられてはキリがない。批判するにしても肉の付いた内容を提示して欲しい。

【弁明】

 問題となっている点(7:34)で俺が述べている論拠は二つ

❶真面目な状態であること
❷それが価値を見出せる状態であること

この二つから導き出そうとしている結論

⭕️煽りの要素と真面目さが複合的に交わっている批判であると踏まえた上で、ダメージを受けるレベルの真面目さが含まれている批判だと解釈されるべきだ

 脈絡を追って説明する。まずリキは「煽りだから真偽が一致しているかは関係ない」と主張。ここから「真面目さがほとんど含まれていない発言」を今回における煽りとして規定していると汲み取れる(※1)。俺はリキの規定を踏まえた上で「そのような煽りとは汲み取れない」「真面目な状態だった」と反論。こうして「煽りである/煽りでない」という対立が完成。
 つまり煽りの要素を汲み取る妥当性を完全に消去する必要はない。真面目さがある程度(※2)含まれていると解釈されて然るべきだと論証できれば俺の主張は通る。
 そこで考えた論証の構図としては、❶をメインウェポンとして利用した上で、論理の補強として❷を利用するといったもの。よって❷のみで不自然性を論証する意図は全くもってない。これは❶にどれほどの説明リソースを割いているかでも分かる。
 つまり("少し"にも限度はあるが)❷が少しでも⭕️の妥当性を上げれば効力は十分であり、❷単独で論証する必要は全くない。
 なので❷が論理を少しでも補強していることを示せれば、カジティブの批判点である「不自然性」を回避できると考える。

 さて、それを踏まえて❷がどのように補強しているのかを解説しよう。
 具体的に掘り下げる。俺は⭕️の妥当性を上げるために何を論証するのか…。それは即ち「語用論的観点における解釈の蓋然性」だ。
 語用論において、会話の目的を達成するのに合理的であるか否かは解釈の蓋然性に大きく関係する(※3)。これは協調の原理における量の格率の、さらに下位の格率「行っている会話の目的のために話す内容は有益なものでなければならない」に当てはまる。リキの批判が煽りだと仮定するならば、この格率に大きく違反することになるという主張だ。
 一般的に、会話の目的は様々な種類が存在する。煽り合いによって相手を不快にさせることや、論理によって正しい結論を導き出すことなど多岐に渡る。
 では今回の会話で客体はどのような目的を認識するだろうか。それは「正しい結論を導き出すことで会話を進める」という目的だろう(※4)。偽であった場合はカウンターを受けてしまうこと。「理解していない」という批判は真面目さを含めない煽りとして運用されるケースが明らかに少ないこと。それら以外にも様々な根拠が想起できるため、まず真偽を無視した煽りとしては解釈され得ない。加えて理解していないことを論証できれば、会話の停滞を解消できるメリット、論理攻防で優位性を得られるメリットなどが生じる。様々な根拠を踏まえれば、先述した目的が会話の目的として認識されるのは自然ではないだろうか。
 ならば、その目的を達成するのに合理的な真面目さは、リキの批判に含まれていると解釈されるべきであり、それにより「煽りである」という解釈は相対的に妥当性が弱まる。また、先述した根拠(※5)によって絶対的な観点でも弱体化しているため、より価値に大きな差が生まれるように見える。結果的に解釈として不自然であるという色が強まる。
 これにより補強としての役割は果たすことになる。再三釘を刺しておくが、価値が高いという情報を示したのみでは⭕️は論証できないし、それは重々承知している。だからこそ❶のオマケとして主張しているのだ。
 これにより、俺が不自然ではないことが示せたと考える。

【注釈】

(※1)この解釈は「真面目さが含まれていれば論理的な指摘はダメージを受ける」という暗黙の前提を踏まえているが、そこに異論はないだろう。

(※2)論理的なダメージを受ける程度を指す。

(※3)いうまでもないことかもしれないが、合理的であれば価値があるとしている。

(※4)あくまで推測の範疇であり、万人にとってそうであるとは断言できない。しかし、少なくとも真偽を問わない目的ではないことを示せれば十分である。

(※5)もしかすると「口頭ではこのように述べていない」と指摘されるかもしれないため、釘を刺しておく。前置きでも述べた通り、口頭ではテンポなどが関係するため十全な説明ができるわけではない。先述したような根拠が動画内で述べられていないからといって、それが俺の誤りを導くとは限らない。今回の問題点を仮に口頭で掘り下げられ、俺が先述したように弁明したところで、だれが間違いだと批判しようか。論述としては非常に自然な根拠の開示だろう。

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