シュタインvsカジティブ

6シュタイン◆.p5v7MoS/s
2022-05-15 15:31:09
ID:17xzbN1g

 哲学書を手に取って読んでみるといい。あるいは現代文の参考書を眺めるのもいい。きっとお前のいう「長々しい厨二病のような文体」が記載されているだろう。それを嫌うのならば結構。品性を感じない煽りを恥ずかしげもなく使い、無駄な駄文を吐き散らす…そのような人間に文章を否定されればお手上げだ。俺には何も反論できない。恐ろしいほどまでに熟達した文。その威圧感は俺に有無を言わせない。特にこの部分。

> それ、共感されるのぉ〜ん?ww

あまりの文章技巧に涙が一滴、静かに頬を滑り落ちた。煽りの度々にする醜い改行も非常に素晴らしい。是非ともご教授願いたいところだ。

 では本題に入る。

 細かな部分への反論に移行する前に述べたいことがある。第一に、今回お前が述べた根拠程度で往々にしてあると示すのみでは、解釈の自然性を論証するのには心もとない。例えば嘘をつくことは往々にしてあるというのに、我々は会話で相手の発言を真と仮定する傾向にある。これは協調の原理「質の格率(※6)」に関する話である。嘘の可能性を考慮する脈絡(※7)ならば質の格率も機能しない場合が多いが、今回は論理攻防の優勢劣勢が重要視される状況であったり、実際に論理攻防を着々と行っている脈絡であったりなど、明らかに質の格率に大勢が則るケースだ。ローストビーフのように逆張り(※8)をする人間もいるが、それでも貫き通せる論理を携える人間がほとんどである。よって大半が論理的なダメージを受けるリスクを背負うのであり、リキの意図した「真偽無効の煽り」と解釈されるケースは少ない。
 誤解しないで欲しいが、俺はリキの意図が実際に含まれていたことが不自然であると主張しているわけではない。無論ゴリ押しが往々にしてあるのならば、そのような意図が含まれている蓋然性は生じる。
 しかし、その蓋然性が補強するのはあくまで事実の自然性であり、解釈の自然性にはあまり影響していない。つまり奇天烈な事実ではないと受け入れることはできるが、それをリキの発言から解釈することが自然だとはならないのだ。リキの批判を真偽無効の完全なる煽りだと認定する人は少ないので、不自然な解釈であるという批判は覆らない。これに尽きるのである。
 つまり俺はリキが実際にどのような意図を含めていたのかに重点は置いておらず、リキの批判を聞いた客体がどう解釈するかに重点を置いている。蓋然性があると示すのに尽力するカジティブがここを理解しているかは怪しいところである。

 第二に、カジティブの「真面目さ」に関する考察の浅さを指摘したいと思う。
 先述した通り、今回俺が重要視しているのはリキが実際に含めていた意図ではなく、客体がどう解釈するかだ。つまりリキが真面目さを含めるつもりがなくとも、周りが「真面目さを含んだ批判である」と解釈すれば俺の主張は通る。
 また、着目してほしいところは、今回の「真面目さ」とは単なる一般的な意味合いではなく、リキの提示した「真偽無効の煽り」を否定するためのワードである点だ。つまり真面目であると判断される基準が非常に低い。少しでも真偽と関係することを示せればよいためだ。
 (※1)で注釈した通り、真面目さが含まれていれば論理的な指摘のダメージを受ける。この命題の対偶は、「論理的な指摘のダメージを受けなければ、真面目さは含まれていない」である。また、大半の論争では「論理的な指摘のダメージを受けるのであれば、真面目さが含まれている」と断定してもよいだろう(※9)。つまりリキの意図が客体の解釈と一致する状況とは真面目さが含まれない状況であり、同時に論理的なダメージを負わないことを意味する。
 さて、改めて問おう。「理解していない」という批判に真面目さが含まれていない、つまり論理的なダメージが通らないと解釈されるケースは本当に多いのだろうか。再三釘を刺すが、「理解していない」という批判に論理性を意図しているかどうかではない。あくまで客体が「論理的なダメージが通らないほどふざけたものである」と解釈するケースをピックアップしている。果たして往々にしてあるのだろうか。増してや論理攻防という脈絡での批判である。大抵は論破をすれば論理的なダメージが通るはずだ。それは要するに真面目さが含まれているということである。カジティブが言う通り、「これ煽りだから!」が通用するケースではない。
よって

> それ、共感されるのぉ〜ん?ww

に対する回答は

それ、共感されるのぉ〜んww

である。

【注釈】

(※6)以下Wikipediaからの引用
「質の格率は話の内容がいかに話し手にとって正しいと思われるものであるかということである」
「具体的な格率=話す内容は真実でなければならない。
下位の格率=自分自身で間違っていると思う内容を話さない。根拠が不十分な内容を話さない。」

(※7)例えば人狼ゲームなど。

(※8)貴方はうんこを食べるべきだと考えるだろうか。

(※9)蓋然性の高い反例が思いつかなかったためである。おふざけの会話で偶然相手にダメージを与えてしまうくらいだろうか?だとしても論争においては想像できない。もし蓋然性の高い反例があるのなら出してくれて構わない。

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