精神科医 P
本書は、30年という長きに渡り、合計1200名以上のノーベル賞受賞者や、ハーバード大学卒業者のみを追跡調査した画期的な研究結果を掲載した待望の新書です。とりわけ注目されるのは、天才的な業績を上げているノーベル賞受賞者や、ハーバード大卒の高所得者の95%以上が幼少期に実践していた5つの行為です。本書を読み9歳までにあなたのお子様にこの5つを毎日実践させてあげることができれば、社会で成功する確率があがることでしょう。
主婦A
高名なP先生が間違っていることは少ないだろうし、優秀な方の95%以上が実践していたことだしすごいわ。うちの子はまだ3歳だし実践させてみようかしら。毎日がんばれば、95%以上の確率で成功するみたいだし。
[大]問題:上記文章の詭弁を説明せよ。なお、新書のデータに虚偽はないものとする。[/大]
*先に答案を書いた人を少し優遇しなきゃと思います。
主語の拡大
主婦Aの言葉を借りれば、『優秀な方の95%』がやっていた行為を真似たところで、『全ての子供達に』対して95%以上の確率での成功が保証されているわけではない
調査から得られたデータが述べているのは
「天才的な業績をあげているノーベル賞受賞者や、ハーバード大卒の高所得者の95%以上が幼少期に実践していた5つの行い」だけであって、必ずしもその行いを実践すれば成功する確率が上がるという事に論理的な繋がりはないよね。
優秀故にやっていた習慣なのか、
その習慣を続けていたから優秀なのか、
再現性とデータの因果関係が明記されない限りp氏の主張は詭弁だ。
さらに主婦さんも「毎日がんばれば95%以上の確率で成功する」って変な解釈してる。
優秀な人の95パーセントという数字と成功の確率には繋がりが無い。
親書のデータは成功者のみをサンプリングした内容であるためバイアスが掛かっている
「成功者になれなかった人たち」も含めて統計を取らなければ「成功する確立」という見込みは立てれない
少し分野が異なるが、例として下記URLを見てほしい
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/263.html
癌を患った人のうち75%が喫煙者だったというデータから「喫煙したら75%の確率で癌になる」という結論は導き出せないのと同じで
「タバコを吸ったらどのくらいの確率で癌になるのか?」を知るためには
「癌にかかっていない非喫煙者(1.0)」を参照する必要がある
・・・簡単すぎィ!
あ、part1で何が詭弁なのか形式的に書けって怒られたの忘れてた
主婦Aの「毎日がんばれば、95%以上の確率で成功するみたい」が詭弁だよ
詭弁というか曲解や誤解に近いと思うけれども
「成功者のうち95%がこの5つの行為を実践していた」ではなくて
「5つの行為を実践していた人のうち95%が成功した」というデータが必要だね
ハーバードなんちゃらかんちゃらってキャリア持ちの95%がそれに該当していようと、偏差値40以下の95%が該当してるかもしれないって話かな
「天才に該当する」って項目だけ集めてたらダメ
「バカには該当せず」「天才に該当する」っていう二つの条件を満たす項目を探して集めないとね
検索結果を絞る要領と同じ
一番わかりやすく言えばこうだな
答えでてますね・・・(笑)
精神科医、主婦、それぞれおかしいことを言っていますがあえてどちらが詭弁なのかといえば、主婦ではなく精神科医だと思います。
統計的詐術で主婦をまんまとだまくらかした、みたいな図ではないでしょうかね。
A 犯罪者の99%がパンを食べたことがあります、パンを食べると犯罪者になる確率が上がります
B じゃあうちの子にパン食べさせるわ、99%で犯罪者にできるから
もしも今までのレスで「わかり辛い」と感じているヤツがいたとしたら、それは理解力が無いただの馬鹿だろうな
ちなみに主婦Aには簡単な間違いを言わせておいて本丸を隠す問題にしてます。
詭弁は一つじゃない^_^
好評
具体的な指摘や説明に関して良い解答が多くあった。しかし、必ずしも必要ではないが、その背後を貫く理論的な言及が少なかった。問題が簡単すぎたのだろう。
2: メントス
◎ 『優秀な方の95%』と『全ての子供達の95%』の違いについて最初に言及。
3: ぺんぺん◆kusoZuryJU
◎ 因果推論において必要となる「再現性」やどういった理由でそうなるのかという「理論」について言及した点を高く評価したい。
6: C◆grFikwy8q6
◎ >>6の説明はあっていて、主婦Aは詭弁というか曲解や誤解に近いという指摘は出題者の意図に気がついてるなと思わせるようなものだった。 >>7は本問題の核心に触れているようだが、もう少し説明や形式的な解答がないと判断しきれないところがある。だが、どういうものがあれがよいかという提示は良いので◎とした。
8: ◆/4gC9xTov2
◎ Pの詭弁に最初に言及した。問題に対する形式的な答えを書くともっと良くなる。
14: アメリカ人◆OVx/oHHV8c
○ わかりやすい異なる例え話に変換したところは高評価。具体例は出たが、それだけでなく一般論も備え、形式的な解答も書く方が望ましい。
最初に書いた人を優遇したのですが、本来は全員◎でもいいかなとおもいました。
目立たない割に、◆/4gC9xTov2さんが、核心に少し触れていて喧嘩ももしかしたらつよいのかもしれないと思います(笑)
>>1
僕はぷりんの出す問題に対して全問正解をすることに命かけてるからな
“よく疑問だけど”東大生にインタビューで幼い頃にスイミング教室やってた人が5割だからスイミング教室に通わせようとする親がいる しかもこんなのこじつけで根拠なんてなんとでも言えるんだ 霊が発生する理由と同じように
いや待てよと
習ってない人が5割がいるんだから習わせない方面に持っていく っていうことに至らない?
しかもそれが珍しい笑い事ならばわかるがスイミング教室というポピュラーな笑い事。
だから、スイミング教室は大体の子供が通うので スイミング教室=賢くなる というデータの子数によって通わせた方がいいのかっていうことが変わるよね
『子数にアホも普通もいてその上で賢い人の方が多い。ということはこれはし少しだけ『賢くなる』ということに信憑性があるかもしれないがその子数に賢い人が少なければもうこれは信憑性が少ないよね』
もうおれ間接的に正解だろwwウィーーまたもや正解勝ちトリーノww
習慣は知能に影響するのもよく言われてます
また幼い頃神童だとしてもその習慣によって知能の変化によって賢さが変わることもある。たとえ共通することだとしてもそれらの行動によって知能を塞がれたやつもいるだろうし科学的な根拠を元にした正しい根拠も必要よね
データだけでは不十分
ケースによりおれの>>24は否定できるかもしれんが、先生の出した本に『当たり前な習慣』があった場合のこと考えようね その当たり前なことが実は知能の発達を防いだりしてる可能性もある
>その背後を貫く理論的な言及が少なかった。問題が簡単すぎたのだろう。
とあるのだから、>1は著作の背後についても考察するべきと考えていた事になる。
>
精神科医 P
本書は、30年という長きに渡り、合計1200名以上のノーベル賞受賞者や、ハーバード大学卒業者のみを追跡調査した画期的な研究結果を掲載した待望の新書です。とりわけ注目されるのは、天才的な業績を上げているノーベル賞受賞者や、ハーバード大卒の高所得者の95%以上が幼少期に実践していた5つの行為です。本書を読み9歳までにあなたのお子様にこの5つを毎日実践させてあげることができれば、社会で成功する確率があがることでしょう。
主婦A
高名なP先生が間違っていることは少ないだろうし、優秀な方の95%以上が実践していたことだしすごいわ。うちの子はまだ3歳だし実践させてみようかしら。毎日がんばれば、95%以上の確率で成功するみたいだし。
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本問は精神科医Pによる著作物の内容に関するものである。5つの行為は元より、当然にしてそれら行為による効果の考察も本書の内容にあると読み取れる。5つの行為によって社会で成功する確率が上がる、が主張であり、行為による効果の考察が根拠となっている。つまりPは5つの行為によって社会で成功する確率が上がると信じるに足りる根拠を有している事になる。
少なくとも社会で成功する確率が上がると信じていたわけだから、Pの主張に誤りはない。確率が上がると言ってるだけであり95%の確率で成功するとも言っていない。この点に関し、詐術を用いたわけでも詭弁を弄したわけでもない。
主婦Aの言う95%以上の確率で成功するは錯誤である。Pはそのような事は、少なくとも本問では言っていない。よってAに関し、錯誤はあれど詭弁は無い。
よって本問には詭弁と見られる部分は皆無であり、問題として成立しない。QED。