M選手は、殺人に関して無罪となるだろうか?
なお、①~⑤は仮定されているものとする。
① Mは20代後半のテレビ等で活躍する有名なプロスポーツ選手。
② M選手は、ゲイであることを暴露すると言った者をバーで撲殺した。
③ M選手は3年間大量に日常的にSという薬物を摂取していた。
④ Sという違法薬物を大量に摂取すると、暴力的になることはよく知られている。
⑤ 精神の障害により、是非善悪を弁別し、またはその弁別に従って行動する能力を欠く状態の者は責任無能力者として処罰されない。
精神科医の証言:(司法精神鑑定)
精神障害の典型的な症状には、幻覚や妄想があるが、M選手には現実を理解する能力の欠如が認められない。薬物が極端な暴力に走らせた部分はあり、追い込まれた彼が衝動的に殺人に至る可能性は十分認められる。
弁護士:
精神科医の証言にあるように、MはSという違法薬物が原因で、暴力的になり、バーで衝動的に殺害した。あきらかにMは、すぐにイライラし、誰にでも吠えていて喧嘩っぱやく、殺害現場にいた10人中9人が「異常」であると証言している。更に、こちらからの問いかけに対してもマトモな返答をせず、これも精神障害の典型例と一致する。このようにMは一般の人からみても明らかに精神的に異常があり、Mは無罪である。
今回の採点は、正確な記述や説明のうまさ、説得力に重点を置く予定。
りのそれを見てコマンドスクリプトのクソ構文思い出した
ファイル名:gomi.cmd
内容
:1
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絶対に間違えられない問題「あなたはこの質問に"はい"と答えますか?」
絶対に正解できない問題「あなたはこの質問に"いいえ"と答えますか?」
もはや説明は不要だよね
白文字で解答のっけといたよ
絶対に間違えられない問題「あなたはこの質問に"はい"と答えますか?」
絶対に正解できない問題「あなたはこの質問に"いいえ"と答えますか?」
もはや説明は不要だよね
だそうです
[大]講評[/大]
正確な記述にのみ焦点を当てようと思います。
7: アメリカ人◆OVx/oHHV8c
○ >ヤク中無敵状態になるがそうなってるという話は聞かない
ある条件で存在する。 http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/48/nfm/n_48_2_1_2_5_2.html
18: C◆grFikwy8q6
◎ 全体的な論理構成や説明は良かったが、最後の結論を出す際に少し条件の精査を忘れたようだ。「⑤是非善悪を弁別し、またはその弁別に従って行動する能力を欠く状態」で人をひき殺したとしても罪に問わると言っているが、この理論は、「自分が危険な運転になる可能性が分かっていて泥酔する」という前提が必要になり、飲酒運転は通常該当する。本ケースのSという薬でも当人の事前の認識が問われることになるが、この考察が不足している(詳しくは、原因において自由な行為という理論)。また、「薬物Sを服用した結果、人を殺してしまった罪」に問われるとあるが、本問は、殺人罪に関する問題であり、致死罪とも取れる表現なのでここは採点しなかった。
38: ユーモア
○ 原因と結果に関する考察をした点は認められる。
45: 杉下 右京
○ 文章の構成と途中の論理展開がわかりにくかったが、精神障害で無罪にはならないという結論はあっている。詭弁の指摘箇所もあっているが、その仕掛けの解明が明快ではないように思う。
指摘箇所の詭弁は、典型例と一致しても、精神障害とは言えないことである。
57: り
○ 「薬物と精神障害に関連が示されてないからその部分でミスリードしたかったんだろう」とあるが、本問を理解している点が認められる。
*詭弁に関しては、(>>61)参照。
>130
おやおや!答えを教えたらpが真似してしまいますねえ~
おやおや!その「ちなみに」は>129とは何の関連もないですねえ~