ばつだい‐が【跋提河】(「阿恃多伐底河(あじだばつていが)」の略) 古代インドのマラ国の首都拘尸那掲羅(クシナガラ)を流れる川。釈尊がこの川の西岸で涅槃したことにより知られる。「大般涅槃経‐一」に記されている。跋提。跋提恒河。※本朝文粋(1060頃)一三・為仁康上人修五時講願文〈大江匡衡〉「今、跋提河之滅度二千年、瑩二紫磨金一而礼二両足一」